米は世界を救う日記

白いご飯をすこれ。遊戯王とラブライブとその他諸々について書き殴ります

じーなとくらりあのはなし

あけましておめでとうございます!はい!明けてしまいました!

それどころかもうすぐ1月も終わろうとしているの、恐れの極みです。1月も師走だったのか……

 

と、前置きはこの辺りにして。一向に記事を投げずにダラダラ過ごしていたら本当に来てしまいました。

 

日本製の11期蟲惑魔

しかも2枚

「期」の節目に恩赦のような形で新規をちょろちょろと授かっていた蟲惑魔ですがこの頃愛され具合が加速していることを実感します。

有識者の方がさんざ語り尽くしているところだとは思いますが今日はそんな蟲惑魔機体の新人のお話です。

 

 

ジーナの蟲惑魔

まずはこの子。海外産まれの『リセの蟲惑魔』に続くメインデッキの新規

 

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星4/地属性/植物族/攻1400/守1400
このカード名の(1)(3)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分フィールドにセットされた罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードはモンスターゾーンに存在する限り、
「ホール」通常罠カード及び「落とし穴」通常罠カードの効果を受けない。
(3):自分の魔法&罠ゾーンにカードが存在しない場合、
墓地のこのカードを除外し、
自分の墓地の「ホール」通常罠カードまたは「落とし穴」通常罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを自分フィールドにセットする。

 

ウィキニリンサンによると彼女はモウセンゴケの仲間だそうで、つまるところ生きとし生けるもののメシアである『セラの蟲惑魔』と血の繋がりがあるということです。俺にも分けてくれ。

私としては登場時期ということを考慮しなくてもセラの方がお姉ちゃんであると唆られるなぁと思います(小並感)

 

さて、効果ですがついにセルフSSできる蟲惑魔が来ました!長かったですね…

因みに植物族全体で見ても容易に手札から出力できるレベル4ということで恩恵を受けるカード・テーマは多いものだと思われます。ストレナエがもっと笑顔。

ロマリンはローズドラゴンじゃなくてこっちを見て。

 

伏せてある罠をサクってSSする効果はティオのSS時効果と組み合わせると無駄がありません。ジーナだけならターンを跨がないと難しい行為ですが、後述する『クラリアの蟲惑魔』のおかげで同じターン中に達成可能となります。本当にありがたい。

『ティオの蟲惑魔、ジーナの蟲惑魔、適当な落とし穴』でジーナちゃんのコストを再セットしながら『セラ+クラリア』盤面は新たな基礎展開と言えるでしょう。

 

『ランカの蟲惑魔』のバリューも更に上がりました。嬉しいでしょうねぇ。

 

③の効果は伏せを更地にされた時のケアや『狡猾な落とし穴』をグルグルさせたい場面でお世話になるので発動条件が厳しいからと言って忘れないようにしましょう。いずれかターン1ではありますが…

 

と、良いこと尽くめの新規ですが深刻な不具合

も孕んでしまっています。詳細は後ほど…

 

クラリアの蟲惑魔

そしてそしてエクストラに、しかもリンクに更なる新規を授かりました。うれぴっぴ〜

 

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リンク2/地属性/植物族/攻1800 【リンクマーカー:右/下】 昆虫族・植物族モンスター2体

このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):リンク召喚したこのカードは罠カードの効果を受けない。 (2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、 自分が発動した「ホール」通常罠カード及び「落とし穴」通常罠カードは 発動後に墓地へ送らず、そのままセットできる。

(3):自分エンドフェイズに、自分の墓地の「蟲惑魔」モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。

 

モフモフでうさ耳あって可愛いですね。ちょっと人当たりが強そうなのも良い。お姉ちゃんに欲しい。

モチーフは『ウサギゴケ』だそうです。見た目とモチーフの字面がマッチしていてエライですね。

素材指定もエライ。

そして何より偉いのは『クラリア・ジーナ・リセの集合イラスト新規』の余地を開拓したこと。え?チェイムのドラゴン体?

 

効果は何だかもう、夢みたいなことが書いてあります。

流石にそれぞれ名称指定ターン1ですが『落とし穴をそのまま再セット』『エンド時に蟲惑魔蘇生』を1体で両立しているのは流石詰め込みに定評がある蟲惑魔リンクって感じ。

 

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再セットと聞いて

 

『王家の神殿』がまた大変なことになります。

『神殿+狡猾』とかめちゃくちゃやりたい。

 

自分からハメに行く落とし穴は殆どないとはいえ相手に与える『圧』がより強くなります。

 

そしてエンド時の蘇生効果。一番初めに思いついたのが『トリオンの蟲惑魔で(自分)エンドサイク』できるやん!って太古の思想でしたが

 

  • ティオの蟲惑魔で落とし穴再セット(ティオのこの効果は同名ターン1だから気をつけよう!)
  • アトラの蟲惑魔で『通常罠無効不可』と『手札から落とし穴』の【永続効果】で威嚇する
  • カズーラの蟲惑魔で落とし穴発動時のアドを更に増やす
  • フレシアの蟲惑魔で仲間への耐性を付与する(この効果は素材がなくても適用されるのじゃ)

 

と幅広い蟲惑魔ちゃん達に恵みを与えるサスティナブルな効果となっています。一番恩恵を受けるのはアトラちゃんだと思います。

 

総じて『ティオやアロメルスの蘇生効果以外で場に残すことに意味がある蟲惑魔を釣り上げられる』ことは特に昔に出た蟲惑魔ほど性能を底上げしてくれて、偉いしありがたいです。

私の勝手な解釈ではあるのですが、蟲惑魔は類似している効果でも『他の子の役割を無くさないように』『他の子をより引き立てるように』デザインされているなぁ、と感じていて最新弾のリンクがその最たる例となってくれて本当に満面の笑みです。

 

覚えておくと役に立つ豆知識なのですがクラリアちゃんのリンクマーカーはトロイメアととても相性が良いです。

 

ちょっとしたノイズ

しかしこの頃の遊戯王の新規は『何から何まで噛み合うものは中々くれない』

傾向にあります。もう、意地悪ゥ。何事にも例外はあるけどね……

ジーナの章でちらっと触れましたが今回の新規も所々で、場合によってはかなり深刻な不具合を生じさせてしまっています。

 

クラリアちゃんは比較的緩やかな不具合です。

セラちゃんのリクルート効果の条件である『自分フィールドに存在しない蟲惑魔』の幅が狭まるくらいであまり辛いものではありません。

クラリアちゃんがエンド時セラちゃんは実質任意と展開のタイミングが異なるため、出したい蟲惑魔もまたそれぞれ違う傾向にあるからです。これホント上手く作ったなって思う

少し困るのは『セラ+フレシアか『セラ+クラリア』のどちらかを選ばなければならない、という点は流石に我慢しましょう。何ちゃらエクシードを持ってないと同時展開は現実的ではないです。多分。

 

問題はジーナちゃんです。間違いなくストロング新規なのですがその代償として重大なバグを抱えています。植物族なのに。

 

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墓地に送られると困る…

 

ジーちゃんの③の効果の用途として、狡猾グルグルを挙げましたが彼女の効果と狡猾の仲は流石に悪い方です。ジーナ×ティオによる狡猾キャッチボールもいつでもできるわけではないですしね。

蟲惑魔の狡猾との関わり方が『使えたら使う』か『そもそも入れない』という傾向が強いので致し方なし、というところではありますが。

同様に『幻影騎士団シェード・ブリガンダイン』との間柄も繊細です。こっちはタイムラグができるだけで使えなくなるわけではありませんが。

カゲトカゲの蟲惑魔じゃ駄目だったんですか…?

 

さらなる不具合として『蟲惑魔にとってコストが意外と軽くない』という点も挙げられます。コストって本来そういうものなんだけどさ…

現状の蟲惑魔や落とし穴には解体されることで旨味のあるカード・動きはありません。セット状態から墓地に送られるか除外されたら1枚ドローみたいな落とし穴あっても良くない…?

 

私は『狡猾な落とし穴』から【蟲惑魔】に入っていったクチなので若干解釈違いな状態になっています。愛用している【蟲惑魔】系デッキでも可能な限り狡猾を使い回すような構築やプレイをしているのでもうちょっと狡猾ちゃんに優しければなというのが惜しいところです。助けてダークアイ。

ただ、もう役目を果たせなくなって魔法罠ゾーンを圧迫している伏せを展開に昇華できるのはやっぱりありがたいところではあります。憎めないものよ…結局、狡猾を使う場合でも1枚あるととても良く働いてくれる…

 

新規を得た感想

率直に申し上げますと、強いです。ノイズを鑑みても。

2位入賞報告もあったそうですね。本当に大きくなった。

蟲惑魔全体の構築に少なくない影響を与えるものだと思われます。

 

加えて【蟲惑魔】というテーマそのものの拡張性をぐんと高めました。特にジーナの蟲惑魔の①の効果』インパクトは大きく、単純に出しやすいレベル4というだけでなく『墓地に送られると美味しい罠』を擁するテーマとのシナジーが生まれ、新たなスタイルの【蟲惑魔】の産声をいくつも実感できる程です。

私の周りでも

 

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これらのカードを組み込んだデッキが爆誕しています。動き方が面白く、実際強い。

 

さらにさらにジーナのコストのおかげで『墓地の落とし穴を再セットできる蟲惑魔』や【蟲惑魔】内における『落とし穴系カードそのもの』への需要を再促進してくれたことも高く評価したいポイントです。これは狡猾を切ってジーナちゃんを絡めた展開に重きを置くのもよく分かります。

 

クラリアちゃんが及ぼすインパクトも大きく、相手側から『一度使った落とし穴を再セットされると吐き気がする』等の感想が挙がっているのでテーマ特有の動きにスタミナが上乗せされてやっぱり強ぴっぴです。リンクマーカーの向きもホント機能性高い。

 

終わりに

『アロメルスの蟲惑魔』『リセの蟲惑魔』の時は記事を挙げなかったのですが今回、改めて蟲惑魔と向き合う意味も込めて書き殴りました。

愛用している【JK蟲惑魔王】は結構枠がぎっちりしていてメイン・エクストラ共に1枠ねじ込むかどうか…という状況ですが新規に想いを馳せ自分のデッキを再度いじいじするのはデュエリストとして『生』を実感するものです。

ジーちゃんもクラリアちゃんも【蟲惑魔】の一員としてのパワーはさることながら、この子単体でもデッキの『核』となる程の力と個性を持っているので蟲惑魔ライフがより彩り豊かなものとなっていくことは間違いなしです。

 

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蟲惑魔沼…いや、蟲惑魔の穴にハマるデュエリスト諸兄が増えるのも、いち蟲惑魔スキーとして嬉しい限りです。

 

以上となります。2021年も開幕早々辛たんな雰囲気がありますが力強く…生きようね!