米は世界を救う日記

白いご飯をすこれ。遊戯王とラブライブとその他諸々について書き殴ります

【遊戯王Advent Calendar 2023 15日目】戦闘には気をつけよう!!!

おはようございます。米ココアです。

気づけば2023年も終盤。何を成せたのか、想いを馳せると自分の時間の扱いの拙さで桜の木の下に埋まりたくなる思いです。

 

身の上話は置いといて。今年もこの時期がやってきました。

そう、【アドカレ遊戯王です。

年に一度、様々な知恵が集う3/4ヶ月。私がこうして自身のブログの存在を忘れずにいられるのもひとえにこの企画のおかげです。


先日はターンUさんによる「強いデッキ」が持つ要素を分析される記事でした。

最大出力だけでは測れない、総合的な強さ。

一強が生まれにくくなった現代ではより求められるものなのだな…と感じました。

私は環境についてはからっきしではありますが。

 

さて、そんな素晴らしい記事からバトンを受けた私が繰り出す記事はと言いますと。

昨年はアニオリの妄想、一昨年はセラの蟲惑魔への知性に溢れた考察と来て今年は…

 

戦闘には気をつけよう!という安全啓発です。

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皆さん、戦闘していますか。

遊戯王というカードゲームがどれだけ進化しても『戦闘によって勝利する』と言う勝利目的は最たる柱として変わらずあり続けます。

(それ以外の方法で安定して勝利できるカードは遊戯王という世界においては存在を許されにくいという側面もありますが)

 

ですが良くも悪くも時代の流れと共に『戦闘』は『相手モンスターを倒して勝利に繋げる時間』ではなく『身ぐるみを剥がした後でトドメを刺すための時間』という側面が強くなってきたようにも感じます。

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しかし、天災とは忘れた頃にやってきます。

いくら車の技術が進化しても交通事故は無くならないことと同じで、バトルフェイズ中でも『戦闘に自信ニキ』達の手によって思わぬ形で足元をすくわれて敗北を喫する…といった事態は起こり得ると思います。

ということで今回は『戦闘に自信ニキ』を改めてピックアップすることで皆様に安全なバトルフェイズを送っていただこう、という安全祈願の記事となっています。

 

進め方としては『私の独断で選んだ3枚の戦闘に自信ニキ』という題目で3枚のカードにざっくりフォーカスし、

  • どんな強みを持っているのか
  • 軽視するとどんな危険が決闘者を襲うのか
  • 世界に与えた影響

といった視点から語っていきます。

『そんなこと言われなくても知っているわ!』という方も過去を懐かしみながら見ていただけると幸いです。

 

ここで『自信ニキってつまりコンバットトリックのことじゃない?』と思われる決闘者の方もいることでしょう。(コンバットトリックと聞いてピンと来た方は僕と握手)

ただ、wikiによると『攻守を変動させる』『スペルスピード2』『ダメージステップに発動可能』なカードの総称であるとざっくり記されています。

今回ピックアップするカードはこの3つの条件に当てはまっていないカードもあるため『コンバットトリック』という言葉は使わずに『戦闘に自信ニキ』とふわぁっとした表現を用いています。ご了承ください。

 

目次

 

1.オネスト

 

まずは元祖『戦闘に自信ニキ』とも言えるこのカード。オネストです。

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僕の感覚としては『イチロー大谷翔平くらい知名度のあるカード群』の1枚だと思っているのですが、現代だと別にそういう訳でもない1枚です。時の流れ。

 

効果はざっくりと『光属性とバトルする相手の攻撃力を自身に上乗せするバフ効果』です。

 

このカードの強みは早い話

  • 攻撃力2000の光属性モンスターがどんなに攻撃力が高い相手とやりあっても2000ポイントの戦闘ダメージを相手に与えられる
  • 手札から発動できる

というもの。

 

やつを軽視すると『いきなり壁越しにダイレクトアタックと同じダメージを受ける』悲劇が貴方を襲います。痛い、痛すぎる。

加えて『ターン終了時まで続く』効果であるので連続攻撃が可能なモンスターにオネストの光が降り注ぐと目も当てられないことになります。

最悪しぬ。

 

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このカードの登場により世界は

『ダメステいいですか?』という言葉と

『光属性が相手モンスターに攻撃宣言をする』という行為にしばらく怯えるようになりました。

現代でいうところのメインフェイズに動くことなく急にバトルフェイズに入るのを見て『拮抗勝負』の予感で身構えるといったことと近いでしょうか。

 

因みについ最近『ダーク・オネスト』なるカードが登場しました。

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2年ほど前はつい最近です。

こいつは『闇属性とバトルする相手の攻撃力を実質的に0にする』といった効果を持っています。

実質ダイレクトアタック分のダメージが発生するという結果は元の『オネスト』と一緒なのですがバフとデバフではしぬまでの過程が異なるので同じようなものとして扱わないように気を付けましょう。

 

2.SNo39.希望皇ホープ・ザ・ライトニング

 

続いての『戦闘に自信ニキ』は、SNo39.希望皇ホープ・ザ・ライトニングです。

その召喚方法からランク4と言えばこのカードを思い浮かべる人もいるかもしれません。

 

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ランク4の『希望皇ホープ』モンスター→実質レベル4が2体から召喚され

『自身が戦闘する間、相手にカードの発動を封じる効果』『相手モンスターと戦闘する時その戦闘中自身の攻撃力を5000にする効果』

を持ちます。アップではなく『5000に固定』します。そんなバカなと思いました。

 

こいつの強みは

  • 戦闘破壊される攻撃力5000以下のモンスターなら強引に突破できる
  • 攻撃さえできてしまえば相手の干渉も後続の確保も許さない
  • 多くのデッキでこのカードを使うことができる

ということ。

他の自信ニキ達の行動を許さずに一方的に切りかかることができるので『戦闘に自信ニキの頂点に立つカード』と言っても過言ではない程のやり手です。

 

やつを軽視すると『苦労して出した大型モンスターがレベル4を2体並べただけで消し炭にされる』という悲劇が貴方を襲います。割に合ってなさすぎる。

実際『シューティング・クェーサー・ドラゴン』みたいなアニメ産の大型モンスターにとっては親の仇の様な存在でした。

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無効効果もシューティングスターを呼ぶ効果も封じられ……

 

現代でも『双穹の騎士アストラム』や『召命の神弓ーアポロウーサ』みたいな大型リンクモンスターは良い討伐対象となり得るでしょう。

 

このカードの登場により

『戦闘耐性がなければ攻撃力5000未満のモンスター1体だけならとりあえず何とでもなる』

というタイマン最高な世界へと突入していきました。『ライトニングでおK』というやつです。

今だと『(略称)クルヌギアス』でとりあえず処理できる、といった感覚が近いかもしれません。

 

余談ですが海外遊戯王ではライトニングの上陸が遅くなったがために『高打点かつ耐性、めんどくさい効果持ち』である『アポクリフォート・キラー』が禁止カードに指定されていた過去があるのでそれだけ、問答無用の力業で突破できるということの影響力を実感できます。結局は戦闘よ。

 

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リンクも壊獣もいない頃だと確かにどうにかして上からしばくしかない。

 

3.氷結界

 

最後に紹介する『戦闘に自信ニキ』は通常罠の氷結界です。ここに来て現代のカード。

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テーマに属するカードの中でも『EMオッドアイズ・シンクロン』みたいに複数のテーマ名から構成されるものではなくテーマ単独の名前のみのカードって珍しいですよね。

 

本筋から逸れた話となってしまうのですがこれは『漫画版遊戯王GXで明日香が使用した「氷結界」というカードが、時が経ってテーマ「氷結界」が存在するOCGにやってきた』という経緯があります。

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イラストから効果まで忠実な再現度

 

さて、こいつの効果は

『相手モンスターが絡む戦闘の攻撃宣言時に相手モンスターの攻撃力、効果、表示形式変更の自由を消し飛ばす』と

『墓地肥やしと墓地回収を兼ね備えた実質サーチ効果』

があります。

 

こいつの強みは

  • 戦闘を介して相手モンスターを無力化できる
  • ずっと効力が残り続ける
  • 除去されても便利な墓地効果がある

この3点にあげられます。

『モンスターの戦闘を補助する魔法罠』に限って言えば最強クラスの単体性能を持っている、と胸を張って言えます。

墓地効果ばかり注目されていますが①の効果も立派に強力です。便利な墓地効果もある戦闘補助カードってこんな贅沢なことが許されていい世の中になったのは驚きです。

 

やつを侮ると

『戦闘したばっかりに自分の大型がでかい的になってしまった』という悲劇が貴方を襲います。悔し過ぎる。

先の2枚のカードは『相手を殴り倒す』ということに全神経を注いでいるような効果をしていましたがこのカードは、モンスター同士の戦闘でなくても効力がある分『相手モンスターが生き残った場合』にこそ真価を発揮します。

メインフェイズ2以降何かしらの方法で処理することを強要できるのです。

また、墓地効果は水属性に関係する効果ですが①の効果は『相手モンスターが絡む戦闘なら何でもいい』ので思わぬ奇襲性も期待できます。

 

このカードの登場により与えた影響…というか現時点で『氷結界』の両方の効果をバンバン使い倒している自分の使用感をここではお伝えします。

 

結構多くの方がこのカードに致命傷を負わされています。

 

やはり墓地効果の方に注目がいくことで①の効果である『期間制限のない打点0、効果無効、表示形式変更不可』『対象を取らない』『1ターンに何度でも発動できる』ことの脅威が、相手に与える損害に対して広く認知されていないことを実感します。このカードによって勝利することができたデュエルががいくつもあるほどです。

 

だからこそ声を大にして言いたい。

戦闘には気をつけよう!!

 

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まとめ


以上で私がお送りするアドカレ遊戯王に連ねる記事の内容は終わりとなります。

思うに戦闘とは『最も駆け引きが熱い瞬間』であり『最も勝ちを確信する瞬間』でもあり『最も死に近い瞬間』であるものです。

ステータスの変動ではありませんがいくら時代が進もうとも

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ミラフォの様な攻撃をトリガーに大損害を与えてくるカード

の存在が世界から消え失せるわけではないので相手のライフを0にするその瞬間まで気を抜くことなく戦闘…バトルフェイズという血湧き肉躍る時間を楽しみましょう。

 

さて、明日はGyiさんによる『階級分け』について言及される記事が投稿されます。

デッキのパワーが多様化を極めた時代、確固たるものはないと分かっていながら誰しも何かしらの基準を求めるものです。

争いの火種にしてしまうのではなく遊戯王という素晴らしいゲームへの理解を深める道標となる灯火にならんことを……

 

では、私はこの辺りで筆を置かせていただきます。

良いお年を、お過ごしください。

 

余談

ここからは記事の本筋と関係のない余談です。お暇な方はお付き合いいただけると幸いです。

私、米ココアはこういう遊戯王の動画を投稿する団体に所属しています。

チャンネル紹介に『ホームビデオ』とあるようにスタイリッシュさを捨てた成人男性達によるしっちゃかめっちゃかなデュエル動画を投稿しているので良ければ覗いてくださると泣いて喜びます。

 

この話題以上にどうでも良い話なのですがアドカレに参戦するに当たって己の魂のデッキの紹介でもしようかと考えていました。

しかし時間とは想像を絶する速度で進んでいくもの。限られた資源の中で自分が出せる最大のメニューを…と考えた結果3枚のカードをピックアップした一口テイストの記事となりました。

せっかく久々に執筆したのでこの感覚を忘れないうちにもう1つくらい年内に投稿できたらなとぼんやりした目標を掲げています。

 

では、本当にここで失礼します。

どうか誰もが健やかな新年を迎えられます様に。

 

 

【遊戯王AdventCalendar4日目Aサイド】合体しろ、機皇帝ワイゼル!という妄想

皆さん、こんばんは。米ココアです。

 

久々のブログ執筆となりますがいつもとは違う様子を呈しています。

そう

今年も訪れたのです

 

遊戯王 Advent Calender】

の時期が。

つまりもう今年も後、ひと月で終わりということです。こわ…

 

今年も『刺身』さん主催の下で開催されます。

昨年は【昼と夜】【二部制】でしたが今年は

【AサイドとBサイド】と記事の大まかな内容による【二部制】で進められます。詳しくは上記リンクにて。

 

前日のAサイド、Bサイドの記事は

Aサイドです。ヒロイックは強化によって展開に自由度を得られたので色々な考えようがあります。

耐久戦が得意な方だそうなので、非常に興味深いお方です。

 

Bサイドです。ラインは自分の中にしかない。

私のプレイスタイルは勝ちに一直線、とは相いれにくいものであるので茨の道な感じがします。

 

私が担当するのは【Aサイド】

即ちお祭り枠です。

昨年は『セラの蟲惑魔は良いぞ』なち性に溢れた記事を投稿したのですが、せっかくなのでハンドルを別方向に切ってみましょう、

 

今回、話題にあげますのは

 

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アニメ【遊戯王5D's】にて、不動遊星達の前に立ちはだかった強敵『プラシド』の

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『ワイズ・コア』から産み出される

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『機皇帝ワイゼル∞』(TF6テキスト)について

 

つまり

 

OCGに存在しない、オリカを現代のカードプールに投げ込んで色々妄想しようぜ

 

という究極のたらればです。

 

まずは

  • TF6テキスト『機皇帝ワイゼル∞』とは何ぞや
  • 他の『機皇帝』関連カードとの相性(OCG含む)

 

という2つの観点で『機皇帝』への理解を深め、本題である

 

  • 現代のカードプールで使う妄想

 

を繰り広げる形という全3章で進行していきます。

どうぞお付き合いください。

 

注)カードテキストの量が多くなる関係で記事全体が長くなります。

美味しいところだけを味わいたい場合は最終章のみを読まれることをお勧めします。

 

なお、本記事のオリカテキストは

機皇帝ワイゼル∞ - 遊戯王ゲーム版 カードWiki@わかな - atwiki(アットウィキ)

下記サイトを参照していきます。

 

 

これが『機皇帝ワイゼル∞(TF6)』だ!

(TF6テキスト)と見て、こう疑問に思った方がいると思います。

 

『アニメテキストじゃないん?』と。

その答えは今から見ていくワイゼルのテキストにあります。

 

コア

オリカの方の【機皇帝】は『OO・コア』と名のついたカードの効果で一気に展開されます。

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ワイズ・コア

効果モンスター

星1/闇属性/機械族/攻   0/守   0

このカードは1ターンに1度だけ、戦闘では破壊されない。

このカードがカードの効果によって破壊された時、

自分フィールド上に存在するモンスターを全て破壊する

その後、自分の手札・デッキ・墓地から

「機皇帝ワイゼル∞」「ワイゼルT」「ワイゼルA」「ワイゼルG」「ワイゼルC」をそれぞれ1体特殊召喚する。

☆1、攻守0、闇属性、機械族と恵まれたステータス。

タイミングを逃さない効果と可能性を感じます。

 

本体

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機皇帝ワイゼル♾

効果モンスター

星1/闇属性/機械族/攻   0/守   0

このカードの攻撃力・守備力は、このカード以外の自分フィールド上に表側表示で存在する

「ワイゼル」・「グランエル」・「スキエル」と名のついたモンスターの攻撃力分アップする。

このカードは相手のカードの効果の対象にならない。

1ターンに1度、相手フィールド上に表側表示で存在するシンクロモンスター

装備カード扱いとしてこのカードに1体のみ装備することができる。

このカードの攻撃力は、この効果で装備したモンスターの攻撃力分アップする。

「機皇帝」と名のついたモンスターは自分フィールド上に1体しか表側表示で存在できない。

 

アニメ同様

  • 他の『機皇帝』パーツの攻撃力を吸収できる

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(S・アブソープションはスキエルのパーツを借りパクした時の姿)

ことに加え、アニメには無かった

  • 相手の効果への対象耐性
  • 味方モンスターに攻撃制限を課さない
  • 通常召喚できる

謎のメリットが付与されています。

せっかくのお祭り企画だしいちばん強いワイゼルで妄想した方が楽しいでしょう。

パーツが殴り放題なせいでとてつもないシナジーが発生しているカードがテーマ内にも外にも存在します。後の章で言及しますのでお楽しみに…

 

初期パーツ

続いて、OCGには存在しない各種パーツのテキストを見ていきましょう。

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ワイゼルA

効果モンスター 
星1/闇属性/機械族/攻1200/守 0
フィールド上に「∞」と名のついたモンスターが表側表示で存在しない場合、このカードを破壊する。

ワイゼルの初期パーツはただ二つの例外を除き、デメリットしかない実質バニラです。

 

例外その1

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ワイゼルG

星1/闇属性/機械族/攻   0/守   1200

(デメリット効果)

自分フィールド上に存在するモンスターが攻撃対象に選択された時、このカードに攻撃対象を変更することができる。

若干本体の寿命が伸びる程度です。

 

例外その2

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ワイゼルC

星1/闇属性/機械族/攻 800/守 600

(デメリット効果)

このカードは相手のカードの効果では破壊されない。

ちょっと強いこと書いてる。

 

カスタムパーツ(○3)

機皇帝パーツの特徴は上位体が存在するものもある、ということが挙げられます(「ワイゼル○3」「ワイゼル○5」の様にレベル3と5の2種類)

それぞれデメリット効果に加えて共通の召喚条件を持っています。

OOA3

このカードは自分フィールド上に表側表示で存在する「OOA」1体をリリースし、手札から特殊召喚できる。


OOA5

このカードは通常召喚できない。

自分フィールド上に存在する「OOA3」1体をリリースした場合に特殊召喚できる。

その上でワイゼルパーツの上位体を見てみましょう。

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ワイゼルT3

星3/闇属性/機械族/攻 600/守   0

(セルフSS効果)

(デメリット効果)

1ターンに1度、相手の魔法・罠カードの発動を無効にし破壊することができる。

とても強い(KONAMI)

OCG版ワイゼルの効果である『1ターンに1度魔法を無効にする』効果はここから取ってきていたんですね。

 

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ワイゼルA3

星3/闇属性/機械族/攻1600/守   0

(セルフSS効果)

(デメリット効果)

自分フィールド上に存在する「∞」と名のついたモンスターが守備表示モンスターを攻撃したとき、その守備力を攻撃力が超えていれば、

その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。

ライフを削る速度が上がった。

 

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ワイゼルG3

星3/闇属性/機械族/攻   0/守2000

(セルフSS効果)

(デメリット効果)

自分フィールド上に存在するモンスターが攻撃対象に選択された時、このカードに攻撃対象を変更することができる。

このカードは1ターンに1度だけ、戦闘では破壊されない。

攻撃を誘導できて1回だけなら耐えられる守備力2000ってそこそこ堅そうに見えません?

 

カスタムパーツ(○○5)

召喚制限が課せられている分、強力な効果となっています。といっても1種類だけですが

 

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ワイゼルA5

星5/闇属性/機械族/攻 2000/守0

(セルフSS効果?)

(デメリット効果?)

自分フィールド上に存在する(?)モンスターが守備表示モンスターを攻撃したとき、その守備力を攻撃力が超えていれば、

その守備力を超えた分の倍の数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。

1ターンに1度自分フィールド上に存在する(?)モンスターが攻撃を行う時、相手の罠カードの発動と効果を無効にし破壊することができる。

(作中ではプラシド達の本来の姿である『アポリア』が『機皇神マシニクル∞3』の効果でパーツをコピーする時にのみ使ったので正確なテキストはあやふやになっています)

 

『カオスMAX』同様の守備表示絶対許さない効果が強力に見えますね。

通常召喚できない代わりに殺意マシマシです。

 

機皇帝の仲間達との相性

続けてワイゼル∞と相性が良さそうな愉快な機皇帝仲間達を『OCG』『未OCG』の2つに分けてご紹介します。

 

OCG

実は、というほどでもありませんがワイズ・コアや各種パーツは『機皇』の名前を持っていないためそこまで仲が良くはありません。

加えて本体に

「機皇帝」と名のついたモンスターは自分フィールド上に1体しか表側表示で存在できない。

という割とめんどくさい制約が課せられているため

 

  • ワイゼル(TF6)と『S・アブソープション』を両立させて打点マシマシや!

 

といったお得なコンボができなくなっています。

通常召喚可能とかパーツアタック可能とか法の抜け穴みたいなものは沢山あるのに。

 

しかし、ある効果の存在がOCGの『機皇』との高い親和性を見出すことができます。それが

このカードの攻撃力・守備力は、このカード以外の自分フィールド上に表側表示で存在する

「ワイゼル」・「グランエル」・「スキエル」と名のついたモンスターの攻撃力分アップする。

この打点集約効果。

実はこれ、機皇兵の攻撃力も合算するのです。従ってあるカードと抜群の相性を誇ります

 

機皇兵廠オブリガード

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『機皇兵廠オブリガード』で『機皇兵ワイゼル・アイン』を2体特殊召喚するだけでワイゼル本体の打点が3800アップします

(ワイゼル・アインの効果込み)

 

ついでにワイゼル・アインは『機皇』モンスターへの貫通効果が付与できるため、このターンはパーツアタックできないけどそれ以外はワイゼルA3の上位互換として運用できます。

 

未OCG

本番はここにあります。

 

スキエルA5

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自分フィールド上に存在するモンスターは相手プレイヤーに直接攻撃することができる

(OCG版のスキエルの直接攻撃効果は恐らくここから来ています)

そしてこのワイゼルは

他のモンスターへの攻撃宣言を課しません

つまり

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全てのパーツが1回ずつ相手を直接どついてきます

 

数値で表すと

(現時点での機皇帝本体の攻撃力)×2

が壁モンスターを無視して飛んでくるわけです。

 

8000のライフなど容易く消し飛びます。

 

現代カードプールで使おう!という妄想

 

この記事の本題はここにあり。

「オリカを現実のカードプールで取り回したらどうなる?」という盛大な妄想パーティです。

 

内容が長く、そして収集がつかなくなりそうなのでこの章の中では

 

  • どの『カテゴリ』と組み合わせるのか

という前提条件を置いた上で以下、3つの内容に切り分けて妄想を膨らませていきます。

 

  1. 『ワイズ・コア』の破壊方法
  2. 如何に、ビートダウンを行うか
  3. デッキの安定化

 

どうぞお付き合い下さい。

 

どの『カテゴリ』と組み合わせるのか

現実に存在するカードだけで考察する場合と何ら変わりありません。

カテゴリ単位での組み合わせを行う場合は

 

  • 使用したいモンスターのステータス
  • 召喚条件
  • 必要なデッキスロット

 

この3つの点に着目すると『良い結果』に終わる場合が多いです。

早速当てはめてみましょう

 

  • ステータス

ワイズ・コア

効果モンスター

星1/闇属性/機械族/攻   0/守   0

(ワイゼル∞も同値)

レベルから攻守まで全てが恵まれたステータスであると言えますが今回は特に

『攻・守0』という点に着目し

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『ピリ・レイスの地図』を主要なサーチ手段のひとつに据えます。

 

ここから『召喚権に比較的依存しにくいカテゴリ』

との共存を見出していこうと思います。

 

  • 召喚条件

通常召喚可能ではありますがその力を発揮するためには基本的に『ワイズ・コア』の効果による展開を目指します。

このカードがカードの効果によって破壊された

自分フィールド上に存在するモンスターを全て破壊する。

その後、自分の手札・デッキ・墓地から

「機皇帝ワイゼル∞」「ワイゼルT」「ワイゼルA」「ワイゼルG」「ワイゼルC」をそれぞれ1体特殊召喚する。

ここでは『一旦自分のモンスターを全滅させてしまう』というデメリットに着目

 

場に展開する必要があまりない

或いは

場ではない場所でも活躍できる

 

カテゴリとのタッグを見据えます。

 

  • デッキスロット

最後に要求されるデッキスロットです。

『ワイズ・コア』から呼び出せる範囲はデッキ・手札・墓地と大体の場所に対応しています。

つまり、どこにいても良いため上位パーツの存在を考慮しても必要なデッキスロットは少なく済むのです。

となれば相方となるカテゴリにある程度の枠を渡すことが叶います。

 

しかしここで枚数が要求されるカテゴリを選ぶのは罠。機皇帝のパーツが手札に来たせいで初動が足りないなんていう笑えない事態になってしまいます。そこで

 

初動が軽く、テーマに属していないカードにアクセスしやすい

 

カテゴリに声をかけます。

非カテゴリのカードは制約が少なくコンボ性に優れているものが多いですから…

 

以上3つの観点から厳正な審査を重ねた結果今回は

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【ラビュリンス】と手を取り合うことに決定しました。

 

  • 『ピリ・レイス』のための召喚権に余裕があります。

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『ビッグウェルカム・ラビュリンス』でラビュリンスモンスターに容易くアクセスできるからですね。

 

  • 『ワイズ・コア』の効果で自分の場が流れても平気です。

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『ビッグウェルカム』でラビュリンスは手札に帰ってくれるので被害を受けないからです。加えて

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『迷宮城の白銀姫』は条件を満たせば好きなタイミングで手札から展開することができます。仲良しこよし。

 

  • 【ラビュリンス】側の必要パーツは少なく済みます

極端な話『ビッグウェルカム』と『白銀姫』さえあればテーマの動きとして成立します。

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増やして『白銀の城の召使い アリアンナ』くらいでしょう。

加えて【ラビュリンス】はテーマ名を持たない通常罠に非常にアクセスしやすいテーマ。

後述する『ワイズ・コア』の破壊方法、ビートダウン、安定化全てに貢献してくれます。

 

前章では触れませんでしたが機皇帝側の最強カード

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『ゴースト・コンバート』が通常罠であるという点も仲の良さにより拍車をかけます。

 

そして何より

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プラシドは執事のコスプレを作中でしています。

原作再現という要素からも高得点。これはもう合わせるしかない。

 

『ワイズ・コア』の破壊方法

合わせるカテゴリが晴れて決定したので3つの妄想を膨らませていきます。

 

第一の妄想。『ワイズ・コア』の破壊ですがどうせ破壊するなら防御としても使える手段が望ましいですよね。そこで

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ルチアーノも使った『激流葬』の出番です。

通常罠なので『白銀姫』だけでなく『トラップトリック』『天獄の王』などで手軽にアクセスできるのが魅力的。

除去と展開を兼ね備えた最高の相棒です。

 

もうひとつ、テーマ内にもコアを爆殺する手段が存在します。それが

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『白銀の迷宮城』『ビッグウェルカム』に付与した追加効果です。

『激流葬』と異なり同時に相手を巻き込むことは不可能ですが合わせた先に破壊手段が内蔵されていることがポイントです。

 

また、1〜2体分のコアは無駄撃ちとなってしまいますが『連鎖破壊』をコアの召喚に合わせて当てるという手もあります。

 

ビートダウンの方法

第二の妄想。如何に相手のライフを8000削り切るか、相手の展開を凌ぐかについてです。

 

相手ターンを凌ぐ

『ワイゼルT3』による魔法・罠への制圧効果は強力の一文字です。

また、ワイゼル及びラビュリンスが皆闇属性であることから『御前試合』

白銀姫等とは喧嘩をしますが、ワイゼル自身は低レベルモンスターであることを活かした

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『超古代生物の墓』といった理不尽カードによる耐えが考えられます(墓はTFのイリアステルも使う由緒正しき戦術です)

 

機械族であることから『セリオンズ"キング"レギュラス』でワイゼルT3では対処できないモンスター効果への対応も行えます。

 

また、コアから5体分のモンスターを展開できることはリンクモンスターが存在する現代では恐ろしく都合が良いので『I:Pマスカレーナ』等を構えることで牽制を行うことが最も強力でしょう。

ただしこの時、うっかりワイゼル∞本体を素材にするとパーツが勝手に爆散するのでくれぐれも順番には気をつけること。

 

そもそもラビュリンス自体が相手ターンをやり過ごす力に長けているのもポイントです。

 

ライフを削り切る

ワイゼルのお家芸はSモンスターを吸収する所謂シンクロキラーですがこのご時世Sモンスターを使ってくれる方が珍しいのが現実。

確かに【相剣】や【SR】等、自テーマ内にも強力なSモンスターを持つテーマは増えたとはいえ、シンクロキラーだけに依存するのではイリアステルもやってられません。

 

そこで吸えなくても削り切るプランを備える必要があります。

機械族にデッキの中身を限定するのであれば

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実質攻撃力4000アップという神の如き強化カードがあるのですが今回は違ったアプローチでいきましょう。

 

『白銀姫』の存在で【ラビュリンス】としては蛇足になりつつありますが

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天獄の王』の力を借ります。

このカードは通常罠だけではなくありとあらゆる魔法・罠へアクセスすることが可能です。例えば

 

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『リミッター解除』を確保することで倍になったパーツの打点を吸い上げて超人的な暴力を手に入れることができます。

『団結の力』を『ワイゼルA系』に装備するのも有効でしょう。

団結はエンドフェイズにワイゼルを失わなくて済むことや場合によってはラビュリンスにくっつけても良いといったところで差別化を図れます。

 

ピリ・レイスのためにライフを4000程失っていることが多いため

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『魂の一撃』による強化も視野に入るでしょう。

また地図の料金によるライフロスをメリットに変換する策として

 

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ホープダブルからの

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ホープドラグナーから飛ばす

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『No.35 ラベノス・タランチュラ』による超絶強化も光るものがあります。このコンボは

 

  • 直接攻撃できないけど、的をどうすんねん
  • ワイゼルの四肢の半分くらいを犠牲にするけど大丈夫?
  • そもそもランク4を展開できる?

 

と、3つの課題がのしかかります。

が、しかし越えられないものではありません。

 

  • 的となるモンスター

【壊獣】がまるっと解決してくれます。

次の章で語る安定化を加味する『ガメシエル』『ガダーラ』あたりが適任でしょうか。加えて『妨げられし壊獣の眠り』がそのままコアの破壊手段として強力。

 

  • ワイゼルの四肢

パーツから打点を集約している都合上ワイゼル以外を展開しよう、となるとある程度犠牲にする必要があります。そんなんで大丈夫でしょうか?

大丈夫です。

 

T→A500

A→A1200

G→A0

C→A800

 

上記の様にワイゼルの暴力は多分にAに依存しているためT(頭)とG(片腕)を失ったとて余裕で攻撃力を黒字にできます。

失うべき四肢の半分ほどはEXモンスターゾーンに『ゴーストリック・デュラハン』か『キキナガシ風鳥』でも置いて処理してください。

 

  • ランク4の展開

安定化の章で詳しく語るのですが『オブリガード』さえ使わなければ縛りがかからないため召喚権を用いずにレベル4のモンスターを2体並べることは意外と容易だったりします。

 

この様に『ダブル→ドラグナー→ラベノス』によるバフは比較的楽に実現できるのです。

 

安定化

第三の妄想。これらのコンボをより高い再現性で行うための安定化の方法を測っていきます。

ここでは

 

  • 更なる初動
  • デッキの枚数

 

この2つを軸にします。

 

  • 更なる初動

ピリ・レイスでコアを、ラビュリンスでコンボの実践やコンボパーツの確保を担ってきましたがもうひとつふたつくらい調達方法を持っておきたいもの。

そこで提唱するのが

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『スモールワールド』。大会シーンでも使用された実績のある万能サーチカードですね。

例えば

 

『白銀姫』or『白銀の城のラビュリンス)

↓(レベルのみが一致)

『レギュラス』

↓(種族のみが一致)

コア

 

『アリアーナ』

↓(レベルのみが一致)

『オブリガード』

↓(種族のみが一致)

コア

 

コアを確保するためだけのルートでも多岐に渡ります。

また、相性の良いカードで取り上げた『スキエルA5』並びに進化前の『A3』についても『白銀姫』ルートの中間点を『ガダーラ』に替えれば確保可能となっています。本当に万能。

 

そしてもうひとつ。ビートダウンで触れた『ランク4の展開』について。

ランク4展開はラベノスによる打点超強化だけでなく天獄をサーチできる『御影志士』全ての効果がこのデッキと都合の良い『No.60 刻不知のデュガレス』を出せるという点で重要になってきます。

 

今回は、ラビュリンスというテーマとの相性を加味して

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これらのカードでレベル4モンスターを揃えていきましょう。両カードともつい最近、話題性を得たキャッチーなカードです。

2体目も召喚権を使わずに用意したいのなら『簡素融合』もセットで採用すると良いでしょう。

 

初動からは少し外れる余談となるのですが微妙にコンボパーツが揃わない手札の組み合わせになった時に

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手札をリフレッシュできる手段が通常罠に用意されていることも記憶に留めておくと、よりQOW(クオリティ・オブ・ワイゼル)が高められます。

 

  • デッキ枚数について

従来は、デッキ枚数は特別な理由がない限り40枚ないしその数に極力近づける方が良いとされてきました。

 

しかし、サーチやドローカード等の全体的なパワーの底上げや確率論から見た新しい考え方がこの頃提示されたことでデッキ枚数を意図的に増やすことはそこまで不自然ではないという時代になりつつあることも事実。

 

ではこのデッキ【ラビュリンス・ワイゼル】の場合はどうか。

 

ラビュリンスだけで考えると、カテゴリカードの必須枠が少ないことから40枚は近づけることが良いと考えられます。ですが、

ワイゼルと複合することでデッキ内のモンスター比率が高まってしまいがち。

 

そこで主に通常罠を増やすことによる60枚デッキにしてしまうことも大いにアリなのではないかと考えます。

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つい最近通常罠をコストにするドローカードが追加されたため、より60枚への道が現実的となります。

 

また、60枚にすることで

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チーム【ユニコーン】セカンドホイーラー『ブレオ』が得意とする

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『ボルテック・バイコーン』によるデッキ破壊戦術にハマってしまいブレオがネオドミノシティの救世主になる未来を回避することができます。

 

終わりに

以上

オリカのワイゼルがOCGに来たらおもしれぇよな!

という5D'sオタクの妄言でした。

 

Bパートの中に、オリカの話題を取り上げる方がいらっしゃいますがオリカ妄想こそデュエリストの数だけあり、どれも味のある幻覚となるので許して…

 

クソ真面目にオリカの運用を妄想することは時々言いようのない虚無感に襲われるものです。

しかし突拍子もない効果を持ったオリカと現実のカードとの接点を探ることは今後のデッキ構築において新たな閃きを得るための資産になりますし何より

 

遊戯王アニメをリアタイしていたあの頃を思い出して楽しい

んですね。本当に楽しかった。

 

では、この辺りで記事を締めさせていただきます。

 

アドカレ遊戯王はまだ始まったばかり、25日まで色々なデュエリストの世界を体感することができます。

忙しくなりがちな期間ではありますが是非楽しんでいってください。

 

本日のBパートの記事です。

ちょうどこの記事の最終チェックを行なっている時に上がりました。シャカパチについて。永遠に議論が続くもののひとつです。

 

翌日に投稿される方のブログです。

Aパート

 

Bパート

【蘇る】プロセカという沼の話【中二の自分】

皆さん、こんにちは。米ココアです。

今回は遊戯王、のお話ではなく

 

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『プロジェクトセカイ カラフルステージ!feat.初音ミク』というコンテンツについてのお話です。

もうリリースされて2周年ですって奥様

 

「ぷろせか…ってなんだ?」

「名前なら知ってる」

「ガキの頃、ボカロ履修してなかったしなー」

って皆様。ご安心ください。

 

私も3ミリくらいしか知らないルーキーです

 

今回はそんなプロセカにわかデュエリストが沼にハマりそうでもがく姿をお届けします。

 

 

プロセカってなんぞや

そもそものお話です。

ここでは

 

という認識を共有できればそれで結構です。

 

うちの弟からプロセカの流行り方を聴いた時はびっくりしました。

 

どうでもいい話ですが私の音ゲースキルは「親指しか信じられない」程度には低いです

おかしいなぁ…スクフェス結構やってたはずなんだけど。

 

沼の入り口は人それぞれ

何事にも必ず明確な入り口があります。

因みに私のプロセカと書かれた門に立つ前、そもそものボーカロイドへの認識は

 

  • 何か謎技術でイナイレキャラに歌わせるのがニコ動で流行った(ボカロを知ったきっかけ)
  • 白猫プロジェクトとコラボした
  • 罰金バッキンガムよ!(「ゆるゆり」で検索)の声優さんの声を基にしている
  • 邪神ちゃんドロップキックに登場した(なんでや……?)
  • Aqours初音ミクと一緒に歌った(本当におったまげた)

 

というものでした。

ボカロ曲そのものは『メルト』とか『カゲロウデイズ』が流行っていたティーンエイジャーの頃にほとんど聴いてなかったので知らないのですが、ボーカロイドというものが現実に浸透していく様はその時々の自身の推しコンテンツとのコラボを通じて追っかけていました。

 

では、プロセカ君との出会いは何か

 

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ウマ娘!プリティーダービー!!

今の推しの中の推しです。リアルお馬さんの入口にもなった。

 

いえ書き間違いでもなんでもありません。

もう少し深掘りしましょう

 

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中の人繋がりです。以上!

同じとは思わなかったよね。チヨちゃんのキャラソン聴いたら尚更…

 

もっと震源を辿ると

  • ウマ娘ってライブするじゃん
  • ということはMMDたくさんあるんじゃね?
  • チヨノオーちゃんのあるMVをすこる
  • あっこれチヨちゃんの中の人が歌っとるんか!
  • いち……か?プロセカ…?

 

なんてグレーなのだ。

ですが、中の人繋がりはもちろん、二次創作から新しい沼にハマっていったという経験を共感できる人は多いのではないでしょうか。

この手の繋がりは容易く世代を越えるから本当に怖いよね…

ラブライブのことをえっちな本で知りました

 

決め手は何よ

しかしきっかけだけでは体験入部で終わってしまうというもの。

本入部を決め、生活の一部に取り込む決め手となったものはなんでしょうか。

 

あーー!!青春だわ!!!

黒澤ルビィの印象が強すぎてお姉さんタイプのキャラで歌ってる降旗愛さんがすごく新鮮だった

 

強弱が良い!!姉妹アイドルですってよ!!

優木せつ菜と霧島ロミンちゃんの楠木ともりさんしか知らなかったから以下略

 

イケメン!!イケメンがいるわ!!

KAITOの歌声ってこんな綺麗なんやな…って十数年越しに知った

 

なんなんすかね!!これ!!

紫の人の尊厳がすごいことになってるって聞いた。

今、疲れがちだからちょっとこれ聴くと涙腺が

 

うわー!!うわー!!!ぐわー!!!

トウカイテイオーMachicoしか以下略。

最近のアニメをちゃんと追えていない人でもパッと出てくるつよつよキャストとそれに違わぬ中毒性。

4分の3がウマ娘の声優さんってのが決め手だったね…

 

そう、全てエイプリルフールの全力ばかです

この頃のコンテンツは四月馬鹿というものに呪われているんじゃないか。

 

当然、エイプリルフールなのでこれら5ユニットは本来無い世界のお話です。

男の子は複数ユニットに散らばっているし、紫の人は間違ってもこんなポーズ取らないし、メリーバッドエンド後みたいな趣味人サークルも存在しません。

 

でも私にとってはこれがプロセカとなったのでじゃあ本来のプロセカってなんやねんということが気になって、pixivやニコニコで数時間を溶かしてしまったのでちゃんと履修することにしました。

 

と、ここで一つ問題が。

プロセカは恐ろしくスマホの容量を食うらしい

ということ。

この頃のスマホゲーは「自身以外で大きな使い道がないと断言せんばかりの」容量の使い方をしてきます。

 

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一例です。64GBのごく一般的なスマホなのでこの量は正気を疑いました。平気で5分の1を占めるな。

 

最大で10とも15ギガとも言われるプロセカの容量。加えて当時の私のスマホ

64GB中62GBが使用済

というおしくら饅頭状態。

容量が足りないのならば仕方ありません。流石にソシャゲひとつのためにスマホを買い替えるのもアレなので諦めるしか

 

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?????????

 

良い機会なので15GBくらい整理しました。

こうして私の退路は断たれたというわけです。

 

データお掃除の決め手でした。

(にじさんじ沼も近いため)タイムリー過ぎる歌ってみただった。SMCの3周年ライブのスタート曲にもなってたらしくびっくり。

プロセカのMVが1000万再生超えてるって何事…

 

今のところの推しポイントはなんだい

チヨちゃんと一歌ちゃんが同じ声優さんというところからここまでおよそ一ヶ月程度。

では転がる方向はどっちでも速いので、サクサクと沼へ飛び込んだ私の推しポイントで締めるとしましょう。

しかしゲームシステムや世界観について等まだにわかもいいところなのでここは、今後の推しキャラ探しも兼ねて今、気になっている子を3人挙げる形にします。

 

鳳えむ

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すごく明るい子です。

はちゃめちゃに明るく、遊園地の寂れた劇場の再興のために奮闘します。

そしてすごく高音が出る。

同ユニットの草薙寧々ちゃん(cv.Machico)もボーカルをする『ダンスロボットダンス』の高音がすごい。

 

プロセカはどうやら、比較的軽率にヘアスタイルを替えるようで

 

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こんなんもあります。

このカードのサブタイトルは【おめめキラキラだね】です。

何かしらの狂気に染まっていたりするわけでは無いと思います。

 

過去の二次創作もやっちゃうんだぜオタクの血が騒ぐので、えむちゃんみたいな子の曇らせ需要が一定数あるのは理解できます。ただ私は

 

上手く周りに見せてないだけでホントは影もちゃんと自覚している

 

と考えます。

もっと教養を深めて答え合わせをする日が楽しみです。

この子を見て最初に浮かんだのは初期の遊城十代でした。

 

星乃一歌

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所謂、主人公ポジションの子です。

黙っていればイケメン、知れば知るほどトンチキ枠

時の流れとちょっとしたすれ違いから、妙に生々しくに距離の開いた幼馴染との復縁に奮闘します。

幼馴染同士の中でも(恐らく)最も関係性の深い

 

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天馬咲希ちゃんという子が長い病院生活から復学してきたことが大きなきっかけとなって物語が大きく進みます。

名前のぽさも含めてイナズマイレブンの土門や一ノ瀬を思い出しました。

 

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本当にイケメンなんです。ちょっと焼きそばパンをパクパクしすぎてしまうだけで。

 

作詞もしているようですがこの手のキャラのお約束なのか、センスが中々明後日の方角へぶっ飛ぶことがあります。

 

朝比奈まふゆ

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別に特殊な能力を持っていたり、暗部に所属していたりはしません。

 

笑顔がとても綺麗で

頭は良く、スポーツもでき、品行方正

周囲からの信頼も厚い優等生

 

の姿か……?これが…?

 

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嘘は言ってません。

 

ちょっと寒気が止まらなくなるくらいに「自分を演じる」ことが上手いだけです。

演じる過程で、感情を色んなところに置いてけぼりにしてきた子です。

 

 

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このカードのサブタイトル、なんだと思いますか?

【茜さすぬくもりの中で】

というそうです。

 

二次創作全体の総量の何割かを占めていて(偏見)ふたつ上に挙げた鳳えむちゃんとは何やら特殊な絡みがあります。本編でも、二次創作でも。

 

光と影の対極同士だもんね。分かる

中学生の自分なら、もう駄文を3つくらい投げてた。

 

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感情のない少女の姿か…?これが…?

❇︎エイプリルフールです

 

この子に色々なMVを踊らせるとなんだかとんでもないことになります。

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沼への急流降り

以上、プロセカどころかボカロ自体にアルティメットにわかな私が沼をラフティングしている最中でした。

 

年も年だし、もうそうそうハマるものは増えんやろ、と思っていましたがそんなことはなかった。

自分が思っている以上に若い自分はまだ自己主張をしているようだ。

 

では、この辺りで。

みんなも新しい沼を探してみよう。そしてプロセカを覗いてみよう。

【王権】王の新規が来たぞ!の話【乱立】

みなさん、おはようございます。

 

4月からウダウダしている間に世界も、遊戯王も目まぐるしいスピードで変化していきました。

 

外から見ている分には『スプライト』と『ティアラメンツ』の二強が引っ張る戦線は割と楽しいものだったんですけどね。

カードゲームと称される競技で、一番真面目にガチ戦をやっていた時期が【シャドウバースのワンダーランドドリームズ期】だった私の感覚はあんまり当てにならないものでした。

 

さて、そんなざわつく遊戯王界隈の話はこの辺りにして。

今回は全体的にパワーが底上げされている流れの中で発売される新パック【PHOTON HYPERNOVA】で強化される『王』についてのお話です。

 

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ちゃんと強化が続いてくれてありがてえなあ

 

 

『王(ジェネレイド)』とはなんぞや

みなさんは王、と書いてジェネレイドと呼ぶこのテーマのことをどれだけ覚えているでしょうか。

彼らの産まれは2019年8月3日のデッキビルドパック【ミスティック・ファイターズ】です。

もう3年前の話だそうですよ。嘘だろ。

めちゃくちゃ仰々しい名前のこのテーマは

 

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自身の種族か『王』をコストに相手を妨害したり

 

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自身の種族か『王』の展開をサポートする効果を持っているモンスターを

 

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相手のドローやサーチといった、デュエルを進める上で絶対に通る行為をトリガーに展開して戦うテーマとなっています。

 

ここまで聴くと『何かめっちゃ強そうやん』と思われる方もいるかもしれませんが何とこのテーマ、

とんでもない不具合を抱えています。それをちょっとした4コマ漫画風にしてみました。

 

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魏!

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呉!

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蜀!

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手札はさながら三国志!!

 

初手の時点でどうにもならないZE☆といった状況が割と頻発したというもの。

それもそのはず。驚くなかれ。最上級モンスターにも関わらずセルフSS効果を持っていないのです。仲間を出すだけじゃなく自分らも出てこい。

 

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王をたくさん引く前に展開できる下級や

 

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手札事故のリスクを考えてもとても強い王

 

この様な強力な新規こそ貰っているものの根本的な悩みには触れられていない状況。

混ぜ物をする時は当然として純寄りの構築でもテーマカードをあまり積みたくないという本末転倒な事態が長く続いていました。

 

しかしそんなお悩みとはもうおさらば

自分で出てこれる王ついでに何か強いエクシーズの2枚の新規が天からこぼれ落ちたのですから!

同パックに2枚の新規でビルド産テーマを強化する流れ、好きよ。

 

王の呪 ヴァラ

まず1枚目。

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お姉さんキャラのエキスパートがKONAMIにはいる(確信)

星9/炎属性/天使族/攻2500/守2500
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):「王の呪 ヴァラ」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
(2):このカードが手札・墓地に存在する場合
手札から他の「ジェネレイド」カード1枚を墓地へ送って発動できる。
このカードを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
(3):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
自分の手札・墓地から「王の呪 ヴァラ」以外の「ジェネレイド」モンスター1体を選んで特殊召喚する。

(ここ好きポイントを赤文字にしています)

 

こんなん貰っていいんやね…!!

メリット効果が2つある王が当たり前に出るようになった時代。

ひとつひとつ見ていきましょう。

 

腰が軽いセルフSS効果

どれ程待ち望んでいたか分からない自分の力だけで場に出てこれる王の登場です。

出てくるだけで100万点なのですが後2つも強力な要素を隠し持っています。あまりにストロング。

 

手札・墓地から出てこれる

ジェネレイドの二大【不測の事態】である『鉄の王 ドヴェルグス』や『死の王 ヘル』を引いてしまった状況の両方共で動ける効果。

これはネガティブな事態の解決だけでなく『光の王 マルデル』からサーチして即座に動くことのできるカードであることと『九字切りの呪符』など、ジェネレイドを墓地へ送りつつ動くカードが強くなるということ、二つの恩恵をもたらしてくれます。

 

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どことなくマルおねみたいな、テーマのコンセプトは守ったズルさを感じる

 

手札に貯まった王を一時的に墓地へ送れる

これは凄くありがたいのです。

王はテーマの性質上、モンスターでも魔法・罠でも手札に溜まりがちになります。

そんなどん詰まりかけたリソースをそのまま展開に活かせる様になったのは正しく革命と言えます。

場の王をコストにできるとか書いていましたがそんなこと全くありません。何を書いていたんだ自分は。

手札からしかコストを払えませんが③の効果の存在からそれでも十二分に強いと確信しています。

 

自分も出るし仲間も増やす

セルフSSだけじゃ11期では物足りん、と言わんばかりについでに仲間も連れてくる効果。ここにも超強いポイントが2つあります。

 

とにかくSSすれば効果を使える

マルデルもそうなんだし別に驚くことないやろ!という部分ではあるのですが、

どんなカードの効果でも誰のターンでも特殊召喚さえされれば発動できる効果が、展開効果。この事実は極めておったまげることなのです。

今までは自分ターン中に『王の影 ロプトル』か『ローンファイア・ブロッサム』等で準備を行い相手ターン中にわちゃわちゃ動く、という迷惑極まりない

展開が主流だったところから好きなタイミングで動ける柔軟性を得たのですからもういけません。

コストとして使った王をそのまま釣り上げられるのも当たり前の様に見えてヤベェことです。

 

テーマの動きだけでEXデッキに触れられる

自分のターン中にジェネレイドのカードだけでモンスターを2体以上並べられる。これ即ちEXデッキとの距離感を縮めることに直結します。

EXデッキに触りやすくなったということはテーマ外のカードとの親和性も高まるということ。胸が躍るタイプの強化です。いっぱいちゅき。

自身の効果で出てきた場合はリンク素材にすると除外されてしまうのですがXモンスターにしてしまえばそのデメリットも帳消し。

ランク9はV.F.Dが居なくなってから層が薄くなったやんけ!と思う皆さん。ご安心ください。

新たなるXモンスターが追加されました

 

影の王 レイヴァーテイン

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裏ボスとしての王であるという考察好き

ランク9/炎属性/天使族/攻2500/守2500
レベル9モンスター×2体以上
(1):「影の王 レイヴァーテイン」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
(2):相手フィールドのモンスターの攻撃力・守備力は1000ダウンする。
(3):自分・相手ターンに、X召喚したこのカードをリリースして発動できる。
EXデッキから天使族モンスター以外の「ジェネレイド」Xモンスター1体を特殊召喚する。
その後、このカードが持っていたX素材の数まで、自分または相手の、
フィールド・墓地のカードを選んでこの効果で特殊召喚したモンスターの下に重ねてX素材にできる。

(例によってここ好きポイントは赤文字です)

 

何て豪快な裏方効果……!!

『永の王 オルムガント』を全力で引き立てるサポート効果。同期の【ドラゴンメイド】の強化と似たものを感じます。

こちらもメリット効果をひとつずつ紐解きましょう。

 

1000のデバフは相当強い

シンプルイズベスト。

そこにいるだけで相手の攻守が1000下がります。この手の攻守変動効果は、割と過小評価してしまいがちなのですが

 

  • ロプトルで攻守2500未満のモンスターなら一方的に殴り倒せる

 

ラインにまで相手を弱体化させられることの恩恵は実践のデュエルを行う程に実感できること。相手ターン中にロプトルと共に並べたら打点での突破は非常に困難なものとなるでしょう。

この効果自体は蘇生しても適用され続ける点も『ヘル』や『ヴァラ』と噛み合っていて気遣いの高さを感じ取れます。

 

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ペルレイノが強いならその4倍のステータスの差を作れるロプトル+レーヴァテインは禁止クラスですよ(過言)

 

どんなものでもパクパクですわ

そして2つ目の効果は何かややこしいことが書いてありますが、要点を切り取ると

 

  • 正規の手段で出した自身をリリースし(フリチェ)
  • 『オルムガント』という蛇ちゃんを違法SS
  • リリース時に持ってた素材分、場か墓地から蛇ちゃんの素材を確保(対象取らない)

 

という他人を下敷きに違法エクシーズをするとんでもない行為を好きなタイミングで撃てます。耐性持ち以外はみんな食べ物です。

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この効果のやばいところはここから出てくる『オルムガント』が

 

  • 素材の数だけ打点が上がる(×1000)
  • オルムガント自体も自分と相手のカードを素材にする効果を持っている
  • ↑の効果はフリーチェーンである

 

というところ。

無理やりな救済ではなく本来持っている強さを存分に発揮させるサポートなのです。なんと解釈一致なのだろう。

自分の墓地や場からもパクパクできるので

  • 王の様な『場に1体』制約の回避
  • 『オーバーレイ・ネットワーク』とのコンボ
  • 対象に取るタイプの妨害の回避

 

この様な細かいシナジーも見込めます。

あんな見た目でやっていることは随分仲間思いなところ、ギャップ萌えってやつですね。

 

強化されたテーマカード+相性○のカード3選

最後に今回は恩恵を受けたテーマカードと、相性が良くなった他人とをひっくるめて3種のカードをピックアップします。

ヘルやマルデルは殿堂入りであるためそれ以外のカードからどうぞ。

 

王の憤激

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激おこぷんぷんオルムガント

 

『レイヴァーテイン』にめちゃくちゃ素材を仕込んで破茶滅茶に除去枚数を増やせます。

今までは『ゴーストリックの駄天使』の様なテーマ外のカードを使った一発芸と言った役目が大きかったですがしっかり自テーマでも必殺技クラスの力を得ました。

 

星遺物に眠る深層

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正体表したね

 

本来は『機界騎士』で盤面の再構築と相手の制圧という贅沢な目的のために使われるカード。

しかしレベル5以上のリビデという側面もあることを忘れてはいけません。

『ヘル』の効果を残した状態で『ヴァラ』を蘇生して更なる展開を狙えるのはとても強力。

『星遺物の胎導』や『星遺物からの目醒め』の様に他にも相性の良い【星遺物】カードは複数存在するので『星鍵士リイヴ』を使用してお気軽にセットできる点も見逃せません。

 

メレオロジック・アグリゲーター

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パクパク仲間

 

クソデカヌトス落とし機。

落とした『ヌトス』を始めとするEXデッキモンスターズや『アグリ』自身を『レイヴァーテイン』の効果で出てくる『オルムガント』にパクパクさせることでそれらの墓地効果の連続発動を狙います。

『王の憤激』の対象とすることで、素材と墓地の入れ替えを大規模で行えるようになる点から色々なコンボが考えられるかもしれません。

 

限られた枠に、夢いっぱい

以上、『王(ジェネレイド)』の新規について書き散らかしました。

 

新規テーマも時代に取り残されつつある強化待ちの既存テーマも多い現代、1〜2枠の新規さえも砂漠のオアシス同然。

そんな小さな箱の中にこれほどまでに素敵な贈り物詰め込んだ新規をくれるからKONAMIは中々憎めないものなのです。飴もムチも強すぎるんよ…

 

ではでは、今回はこの辺で。ギアギア怪文書は鋭意作成中です。

良いことも悪いことも目まぐるしい世の中だけど…腐らずに生きようね!!

(2022/09/17 ヴァラがコストを払えるところは手札のみなので修正しました。謹んでお詫びいたします)

 

この動画は私の魂のデッキである『機界騎士蟲惑魔』の対戦となっています。よければ是非…

六花来た来たの話

皆さん、おはようございます。

 

夏休みの宿題の如く、引き継ぎで流れてきた新しい業務に「これが……感情…」となっている米ココアです。頼むから人1人のキャパを過信しないでくれ。

 

さて、闇が噴出しそうな話題はここまでにして。

今回は全体的にカードパワーがやばいわよ!な【POWER OF THE ELEMENT】で、つい先日とあるビルドパック出身テーマがもらった新規についての小話です。ギアギア君はちょっとだけ待っててね。

 

どうぞおつきあいくださ

 

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わあぁぁぁぁぁぁ!!!ありがとーーー!!!!!!!!!!!!

 

 

 

六花について

皆さんは【六花】についてどれほどの記憶をお持ちでしょうか。

これは偏見になってしまうのですが、同パック出身の【アダマシア】や【エルドリッチ】の光が強すぎてほとんどの方にとって薄いものとなってしまっているのではないかと思われます。

 

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しばらく新規はこの1枚でした。

 

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『六花絢爛』をはじめ

・植物族

・エクシーズ

・リリース

 

を特徴とした可愛く個性的なテーマです。しかし

 

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なんで手札から出すだけで縛られるんですか

 

所々で哀しみを背負ったテーマでもあります。同期や、先輩後輩の美少女テーマが比較対象としてあまりにも悪いというのもありますけどね。

 

しかしそんな日々とももうおさらば

超弩級の新規

が齎されたのです。しかも2枚も

 

六花のしらひめ

まずは1枚目です。

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とってもかわいい

 

植物族 ATK/0 DEF/0
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分メインフェイズに発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードがモンスターゾーンに表側表示で存在する限り、自分は植物族モンスターしか特殊召喚できない。
②:自分フィールドに「六花」モンスターが存在し、相手がモンスターの効果を発動した時、手札・墓地のこのカードをデッキに戻し、自分フィールドの植物族モンスター1体をリリースして発動できる。その発動した効果を無効にする。

なんだそのとんでもない効果は

 

ひとつひとつざっくり見ていきましょう

 

ポン出しできるほぼ唯一の植物族

『特に何もなくとも手札から特殊召喚できます。

もう一度言います。

 

何の条件もなく手札から特殊召喚できます

 

あの、現在環境でぶいぶい言わせているらしい植物族である『セリオンズ"リリー"ボレア』でさえ、墓地の用意を整える必要があります。

ジーナの蟲惑魔』の条件でさえ飛んで喜ぶようなレベルでした。それが何だ

 

条件がなくなったぞ

 

これだけでもう3年は時空を越えたといえます。

 

縛りも重たいようで緩いタイプです。かの、悪名高き守護竜リンクと同じタイプ。

 

ありえないくらいのパワーカードと化した『六花精ボタン』を始めとする各種『六花』カードのコストや、

『ストレナエ』『フレシアの蟲惑魔』のような植物族Xの素材にしてしまえば即解決よ。

 

『六花絢爛』を植物族をリリースして発動すればこの子と『六花精プリム』即座に植物族のリンク2かランク4に繋がるようになったことは革命と言って過言ではないでしょう。

 

コスト壊れる

それだけでは飽き足りません。

 

墓地効果で相手を妨害してきます

 

どういうこっちゃな。しかしこれだけではありません。

 

何故かコストで自身はデッキに帰ります

 

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おいどうことだ説明しろ苗木

 

この効果だけで3つのことを成し遂げています

 

  • 六花に不足しがちだった相手ターンの干渉手段の追加
  • 『六花絢爛』や『六花のひとひら』のサーチ対象の維持
  • 『ストレナエ』『風花』『六花聖カンザシ』のリリース時の効果を、能動的かつ強力に発動

 

相手の魔法罠はどうすんねんみたいな考えは脇に置けるほどの強さを持っています。

 

1人で展開力と持久力と妨害力を兼任するな

 

こんな子がいてくれたら私は喜んで植物族になります。

 

六花来々

そして2枚目

 

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あらーーーーーーーっ

 

このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドに「六花」モンスターが存在する場合に発動できる。デッキから「六花」魔法・罠カード1枚を選んで自分の魔法&罠ゾーンにセットする。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は植物族モンスターしか特殊召喚できない。
②:1ターンに1度、自分が「六花」カードの効果を発動するために自分フィールドの植物族モンスターをリリースする場合、自分フィールドの植物族モンスター1体の代わりに相手フィールドの表側表示モンスター1体をリリースできる。

 

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パワ〜〜〜〜〜☆☆☆

 

担当の人頭打っちゃったのかな。このカードの効果も見ていきましょう。

 

これなら縛られたっていい

六花さえいれば同名以外のテーマの魔法罠全てにうららを無視して触れます

 

今回は2度は言いませんが、これくらい恩恵を得られるのなら種族縛りくらい甘受します。

 

【六花】には

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リリースするとなんか滅茶苦茶植物族増やすやつ

 

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リリースするとウィドウアンカーごっこができるやつ

 

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リリースされると相手にだけ痛み分けをするやつ

 

と魔法罠カードは粒揃いです。サーチ手段も既に『ボタン』が確立している。

 

しかし、展開を伸ばすためにはどうしても『絢爛』に唯一のサーチを回す必要がありました。

それが唯一ではなくなったのだから強いに決まっています。

 

可愛いディストピア

まだまだご褒美は終わりません

 

六花版『ディストピア』もついてきます

 

『縮退回路』とのコンボつええなぁと言っていた【ペンギン】がそれを内蔵した『否定ペンギン』をもらうような感じです。

 

ディストピア』同様流石に効果を受けない耐性持ちには触れませんがそこは『風花』と上手く差別化を図っているなぁと個人的な推しポイントにもなります。加えて

 

『六花の薄氷』モンスターを奪うコストに相手モンスターをコストにするというすっごく冒涜的な行為も働けます。

 

生贄を多用するテーマにクロスソウルを与えたらそら強いんよ。

 

強くなったテーマカード3選

さて、最後にここまでの章で大分と触れてはいるのですが、今回の新規でより強化された【六花】カードを3枚ピックアップしていこうと思います。

ぶっちゃけ全員強くなってるのですが…

 

六花精ボタン

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サーチカードがとんでもないことになったのでこの子も大変なことになりました。

所謂、アルベル現象です。

 

『来々』を適用するとこの子を出すために相手モンスターをリリースして出せるのか……

 

六花精スノードロップ

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縛られたって構わない新規を得たのだからこの子もえらいことになりました。

 

『来々』を適用すれば差し引き3体分のモンスター差が生まれるということですね。

 

デメリットをパワーカードと共有することで相対的に緩和する強化、好きです。

 

六花絢爛

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元々、植物族汎用にもなり得るポテンシャルを秘めたカードでしたが『しらひめ』の登場で超越者となりました。『来々』がある時なんてもうヤクよ。

 

『プリム』×『しらひめ』をサーチするのが鉄板ですが『☆8六花』+『ボレア』を相手モンスターを除去しながら揃えられることも相当にパワーを底上げしていると言えるでしょう。

フィールド魔法との共存問題も【六花】側で既に拾い直す手段が確立されているため、困ることは少なそうですからね。

 

まとめ

今、冷静さを欠いています。寧ろ平静を保てる方がおかしいと言っても過言ではないでしょう。

 

強さと解釈の一致度合いを両立した新規なんてこんなんなんぼあっても良いですからね。

 

これ以上余分に言葉を紡ごうとすると、人の道を外れてしまうので今回はここで締めさせていただきます。

 

みんな!六花を使おう!!

 

では、失礼します。

新年度で環境が変わり、色々しんどいことは多いと思いますが、みんな強く…生きようね!

君はギアギアを覚えているか?

皆さん、おはようございます。米ココアです。

 

新年度はもうすぐそこですね。正直1月と2月の半分くらいでやる気スイッチが切れてしまったので年度の変わり目でも中々引き締まりません。

ちょっとGW辺りまで待っていただけないものでしょうか?……無理ですか。

 

さて、自堕落な身の上話はここまでにして。

皆さんはこのカードを覚えているでしょうか?

 

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覚えているも何も、マスターデュエルによって無理やり記憶を掘り起こされることとなったテーマ【ギアギア】です。

 

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実は『ギアギア』モンスターではない。

 

今日の記事はそんな、平成の記憶の海に埋没するはずだったテーマ【ギアギア】について、

どういうわけかデッキを組むことになったお話です。

 

まずは、『デッキレシピを公開』し、

『【ギアギア】デッキで想定される軸と、自分が選んだ軸について』『現代における【ギアギア】の強みと弱み』の2つの視点から語り、最後に『まとめ』という流れで進行します。

どうぞ、お付き合い下さい。

 

 

デッキレシピ

四の五の言う前にデッキレシピをぶん投げます。ちょいさー

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なんてことだ…ほとんど【無限起動マシンナーズ】じゃないか…

 

しかし私が思う【ギアギア】を最も彼ららしく活かせる形の一つとしてこの型に辿り着きました。

 

ギアギアの軸

さて、続いて【ギアギア】の軸についてです。大きく2つに分けられると思います。

 

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  • ギアギアギア

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この2種のカードの内どれを主体とするのかで同テーマ内でも個性が際立つと思います。

では、何故分かれるのか。これは

 

  • X召喚を主体とするかそれ以外も視野に入れるか

 

という点で大きく採用カードに影響を与える分岐点である、と言えるからです。

 

私は贅沢にも両方に手を伸ばそうとして…デッキが爆発したので後者を中心に据えました。

ここからはその、【ギアギアギア軸ギアギア】について、私がどのような闘い方を選択したのか述べていきます。

 

【ギアギアギア】軸ギアギア

デッキレシピ再掲

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『ギア』がゲシュタルト崩壊を起こしそうなデッキスタイルですがどのような強みを駆使して戦うのか。私なりの答えはこの3つです。

 

  • 召喚権を消費しない『ギアギガントX』のX召喚
  • 劣勢ではない状態で『クリフォート・ゲニウス』の起動
  • 『ホップイヤー飛行隊』のような相手ターン中にOO召喚する

 

一つ一つ解剖していきましょう。

 

ギアギガントX

如何にルール効果で特殊召喚できる超強力カードの『ギアギアクセル』を用いてもパパッと『ギアギガントX』を出すのは少し骨が折れます。ですが願わくば召喚権を使わずに出したいもの。

 

その為の『ギアギアギア』…というのは本来想定された使い方。

では、手軽に『ギアギガントX』を出せることでどの様な利点があるか。このデッキだと

 

  • 触れにくい『A・ジェネクスバードマン』をサーチできる
  • 『機甲部隊の超臨界』『マシンナーズ・カーネル』でタイミングを逃さずに破壊して②の効果を積極的に使う
  • 『無限起動要塞メガトンゲイル』のスムーズな召喚に貢献し、効果で蘇生して強い

 

という3つの利点があります。

自分のリソースを増やし相手のものを減らせる動きに繋がるので強力です。

 

クリフォート・ゲニウス

『クリフォート・ゲニウス』の③の効果

(3):このカードのリンク先にモンスター2体が同時に特殊召喚された時に発動できる。
デッキからレベル5以上の機械族モンスター1体を手札に加える。

を能動的に発動するために最適な手段は『緊急ダイヤ』です。手札1枚から余計な手段を挟まずに成立する上にスペルスピード2ですから。

 

ただ発動条件により必然的に後攻などの劣勢での使用に限定されているのが玉に瑕。デッキの中身がバレると意図的に相手に調整される可能性もあります。

 

そこで『ギアギアギア』です。

早い話このカードは超強い『エクソシスター・バディス』であるため『ゲニウス』と併用することで何のデメリットや条件も無しに手札に1枚、場に2枚のカードが増えることになります。どう考えても強い。

 

『無限起動リヴァーストーム』『超重機回送』は当然ながら1ターンに1度しか効果が使えないため追加のサーチ手段として重宝します。

加えて『ギアギアギア』で出す『ギアギアーノ』達は躊躇なく、『ゲニウス』の②の効果の当て馬にできるので無駄がありません。

 

ホップイヤー飛行隊

『ギアギアギア』の様な相手ターン中にも横並べができるカードの力は

 

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『I:Pマスカレーナ』の様な『相手ターン中にOO召喚を行う』カードとの組み合わせで120%発揮されます。

 

今回のデッキでこのギミックを採用するに当たって

 

  • 『ギアギアギア』で出したモンスターのレベルは1つ上がる
  • 地属性機械族というメインギミックになるべく負担にならない様にしたい

 

この2点を意識しました。

前者は『ギアギアギア』が持つ性質を最大限活かすため、

後者は『無限軌道ブルータルドーザー』の制約に抵触し辛く地属性機械族の個性である『少ない数をリソースを残しながら展開し続ける』強みを活かすために達成しなければならない要素です。

 

今回は

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この可愛らしいウサギに招待状を送りました。

 

そして『ホップイヤー飛行隊』と『ギアギアギア』を最大限に活かした動きを4コマ+α漫画風にしてみました。

 

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エマージェンシー!出動せよ!

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追加戦士です!

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FF外から飛来するぞ〜!

+

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Ride On!

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最強!(誇大広告)

 

やはり『フルール・ド・バロネス』。当てて良かったバロネっち。

相手の手札を1枚抜きながら万能無効を1発飛ばし、仕事が終わったら『各種ギアギアモンスター』に変身したり、☆4モンスターを抱えているなら『砂漠の飛蝗賊』を蘇生して再度バロネスを展開することもできる。

『ギアギアギア』と非常に噛み合った終着点であると言えるでしょう。

 

『ホップイヤー飛行隊』自体は素引き前提となってしまいますが

 

  • ギアギア展開が通れば飛行隊を引くだけでほぼ成立する
  • デッキの圧縮手段が多いため、眠っている飛行隊を引きやすくなっている

 

ことに加え、『バードマン』または『サイコ・ウィールダー』+『マシンナーズ・フォートレス』ダイレクトバロネスにもなれるため、そこそこ以上に現実的なルートと言えるでしょう。

 

現代【ギアギア】の強みと弱み

さて、最後に現代の基準に則した【ギアギア】の強みと弱みについて触れていきましょう。

『上げといて落とす』ではなくその逆をいこうと思います。今日は金曜日ですからね。

 

弱み

正直、挙げ出すとキリがないのですが今回の記事はそういった趣旨ではないので1点に纏めさせていただきます。ずばり、

 

  • 殆どの行為が遅い

 

ということ。昔のテーマな上に長らく強化が来ていないので仕方がないといえばそうなのですが…

 

例えば【ギアギア】デッキにおける主要なサーチ手段であるこれらのカードは

 

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縛りがキツい。

発動『後』なのでメインフェイズ2や、展開後に使用することで回避できるがなるべく初動として使いたい効果をしている分、タイムロスとなってしまう。

 

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サーチできるまでの道のりが遅い。

リバースという性質を活かして様々なカードとのコンボが見込めるが、単純に使うと1ターン遅くなるだけな上にリバースモンスターではない。

 

とワンクッションどころかフォークッションくらい挟んでいます。良いカードなのは間違いないんですけどね。

 

加えて除去手段が

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  • リバースしなければならない(リバースモンスターではない)
  • 守備力がほとんどない
  • 1人じゃ1枚も破壊できない

 

かなり癖のある繊細な効果となっています。

 

と、例に挙げた通り非常にゆっくりとした動きとなってしまっているのは弱みと言わざるを得ません。

 

これでも8期末期には大きめのチーム大会でも優勝できるポテンシャルはあったそうです。

当時のデュエル速度を考慮しても「よく勝ったな…」という思いです。持てる力を150%引き出した結果だろうか。私も精進したいものです。なので強化をくれ。

 

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こんなレシピだそうです。時代を感じる。

 

強み

さて強みも語っていきましょう。弱みの3倍、つまり3つ挙げていこうと思います。

 

  • 縛りのかからない同時展開

『ギアギアングラー』の様に制約を課されるものもあります。

しかし前章でも述べた様に『ギアギアギア』には一切のデメリットがありません。

通常罠のためやはりワンテンポ遅れてしまいますが制約らしい制約はそれだけです。

加えて最近は『トラップトリック』『天獄の王』の様に通常罠にアクセスしやすい手段も増えているため触れやすくなっています。

この『ギアギアギア』の強みはEXデッキの中身が多様化し、機械族(特に地属性)が強化された今だからこそ発揮できるものです。

 

このデッキでは完全に『引けたらいいね』で採用している『ギアギアチェンジ』ですが、このカードもよく見たら中々のスペック。

 

X召喚先はランク3に限定されますが

 

  • 3体素材も出せる(ギアギアーノを3種入れる必要こそありますが言ってしまえば必要枠はそれだけです)
  • 速攻魔法でありながらメインフェイズだけ、等発動タイミングに指定がない
  • 『ギアギアギア』で使用したリソースをそのまま使い回せる

 

という3つの強みを持っています。

機械族が戦闘する時非常に強力な効果を発揮する大エース『ギアギアギアXG』だけでなく、ランク3では貴重な制圧効果持ちの『No.3 地獄蝉王ローカスト・キング』等、粒揃いのランク3モンスターを好きなタイミングで出力できるのは大きな強みであると言えるでしょう。

 

実はサーチ可能なカードだったりします。

 

  • 発動しやすくなった墓地効果

一部ギアギアには墓地に送られた時、あるいはフィールドから離れた時に発動できる効果があります。(下に行く順に強力になります)

 

  • ギアギガントX(フィールドから離れた)

→レベル3以下の『ギアギア』蘇生

  • ギアギアクセル(墓地に送られた)

→同名以外の『ギアギア』モンスター回収

  • ギアギアギアXG(フィールドから離れた)

→自身以外の『ギアギア』カード回収

 

これらはタイミングを逃してこそしまいますがテーマの核となるカードを再利用できる強力な効果揃い。

前章でも触れたように『カーネル』『超臨界』の様にタイミングを逃さずに破壊しながらリターンを得られるカードは現代、どんどん増えています。

今回は採用しませんでしたが『Ai打ち』を用いることでライフを削りながらの回収も狙えます。

 

まとめ〜現代にギアギアを呼び戻すネクロマンサー達〜

 

以上となります。皆様に【ギアギア】のヤバさ、そして良さが少しでも伝われば幸いです。

実はまだまだ伝え足りない要素がたくさんあるので『ギアギアと合わせる地属性機械族の意義』に焦点を当てた【Mk-Ⅱ】、『縛りが穏やかじゃないギアギアとの共存』に着目した【Mk-Ⅲ】と後2つほどシリーズものの記事を投稿する予定です。

 

では最後に。

 

何故、今ギアギアなのか?

ということを再度述べて締めさせてもらいます。

 

【ギアギア】はMDで神シナリオと可愛らしいメイトを貰うという優遇を受けてはいのですが。

それは他の十数テーマとも同じこと。何かと因縁の深い【ライトロード】も同じ条件であるというのに何故わざわざギアギアを……という疑問です。

答えは

 

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友人S氏「ココア君!お誕生日おめでとう!(2/25産)」

 

ありがたいことには変わりないのですがすごく不思議な気持ちになりました。

 

が、これも何かの縁です。

 

タンスの肥やしにしてしまうのはあまりに勿体無いということで、ニューロン等を駆使して令和の世にギアギアを10万Vで心臓マッサージを行うことで復活させようとした、先人達の知恵をお借りしてどうにか形にしました。

 

そうして産まれたのがこの

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無限起動マシンナーズ令和のマシンギアトルーパーズということです。

 

では、失礼します。マスターデュエルで知った過去のテーマを実際に組んでみると楽しい…かもしれません。

 

当デッキのチューンナップ中に撮影された動画が出たりしています。IQは3くらいに低下していました。

 

溟界妃の話〜溟界神を超えるかもしれない女傑〜

皆さん、おはようございます。米ココアです。

 

HISTORY ARCHIVE COLLECTION』が発売されて一日が経ちました。懐かしいあの場面を思い起こさせる新規と、懐かしい(?)再録枠に皆さんは何を思うでしょうか。

私はのっぴきならない事情によりこの盛り上がりに加われない身となってしまったため、ダメージを負いすぎない程度に決闘者の喜びを見守ることとします。

……次の土日までお店に残っていたりしないかなぁ。1人1箱限定でも。

使いたいカードはシングルで揃えるのが手っ取り早いのですが、リターンを抜きにしても箱から直接開封することでしか摂取できない栄養素というものがあるのです。

 

さて、少し長い身の上話はここまでにして。今回は

 

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この『溟界妃ーアミュネシア』について、『もしかしたらあの溟界神ーオグドアビスより強いんじゃね?』というキャッチコピーの下で、『ここ好きポイント』を語っていこうと思います。

まず『そもそもアミュネシアとは何者?』という導入から『強力な2つの効果』『オグドアビスには無い強み』『相性の良いカード3選』の3つのポイントで進行します。どうぞ、お付き合いください。

 

 

アミュネシアって何者?

アミュネシアはデッキビルドパック『エンシェント・ガーディアンズ』にて登場しました。【ドレミコード】【ベアルクティ】と同期です。マスターデュエルにも上陸済。

 

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『妃(きさき)』の位を冠しているということは女の子であるということです。道理で可愛いわけだ。

 

そんな彼女はざっくり言うと

 

  • 2体のモンスターを生贄に『墓地から』特殊召喚

 

という使い回しとフィールドの数を調整しやすい召喚条件

 

  • 相手の墓地蘇生に反応して、対象を取らない墓地送り

 

を行う強力な除去効果

 

  • 相手のおろかな埋葬系に反応して、墓地の光か闇の爬虫類を自分も蘇生

 

できる、非常に美味しい効果を兼ね備えています。

 

そしてこれらは全て『それぞれ1ターンに1度』つまり同ターン中でもその能力を100%引き出せるモンスターです。

 

強力な2つの効果

つい先程も述べましたが、アミュネシアには『相手がアドバンテージを稼ごうとする大体の行為に便乗』して発動する効果が2つも付いています。それぞれ見てみましょう。

 

対象を取らない墓地送り

除去の仕方が物凄く強力です。『コストリリース』『素材化』『裏側除外』のすぐ次に位置する程のものだと私は考えます。

 

加えて、その起動条件が

  • 相手の墓地からモンスターが特殊召喚された場合

と緩いのがポイント。この条件は

 

『ジェット・シンクロン』『ドットスケーパー』の様な大量展開の起点となるモンスターや、『トランスコード・トーカー』『神聖魔皇后セレーネ』の様に、相手にトドメを刺す大型モンスターを展開する為の最後の一手となるモンスター等、汎用性の高いカードがひしめいています。

 

また、『相手の墓地から出た』という過程を経ればそれで良く

 

  • 誰がそのきっかけとなる行為をしたか
  • 誰のフィールドに特殊召喚されたか

 

が不問であることも非常に良いポイント。

前者は【溟界】内に引き金となる手段が用意されています。強力なのは後者で、『自分が使った死者蘇生でも発動できる』という反則じみたもの。

この点を利用して様々なカードとのコンボが見込める能力となっています。

 

墓地肥やしに便乗蘇生

普通にデュエルをしていて『手札からもデッキからも相手のモンスターが墓地に送られない』なんていう状況は殆どありません。

 

この効果は

  • 引き金となる行為に反して『自分は消費無しにフィールドのカードが増えている』

 

という点がとても強力。加えて【溟界】には

 

  • 自身の効果で出すと相手にアドバンテージを与えてしまう分、強力な効果を持つ『溟界の黄昏ーカース』『溟界の昏闇ーアレート』
  • 超強力な魔法カード『溟界の蛇睡蓮』『溟界の大蛟』をサーチし更なる展開につなげられる『溟界の滓ーナイア』

 

と、便乗蘇生して更にアドバンテージを稼げるモンスターが多く在籍しています。そもそも、

 

  • オグドアビスをノーコストで蘇生できる

 

という時点でその強さを余すところなく発揮していると言えるでしょう。

 

また、この効果も前の効果と同様に

 

  • 誰がそのきっかけとなる行為をしたか

 

を問わない為それを活かしたコンボが多様に存在しています。

 

オグドアビスにはない強み

ここまでアミュネシアの効果を解説しました。それを受けてオグドアビスには無い強みを2つ、述べていきます。

 

まずはオグドアビスの効果から

 

星10/光属性/爬虫類族/攻3100/守2200
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが墓地に存在する場合、
自分フィールドのモンスター3体をリリースして発動できる。
このカードを特殊召喚する。
(2):このカードがフィールドに表側表示で存在する限り1度だけ発動できる。
墓地から特殊召喚された表側表示モンスター以外の、自分・相手フィールドのモンスターを全て墓地へ送る。
この効果は相手ターンでも発動できる。

これに対してアミュネシアは

 

  • 出し直さなくても良い
  • 自分フィールド上のカードの数は減らさない

 

溟界の神には無い強みを持っている、と言えます。一つずつざっくり語っていきましょう

 

  • 出し直さなくても良い

オグドアビスは強力なんて言葉では測りきれない全体除去効果を持ちますが、一つの命につき一回しか使えません

いくら【溟界】の中に墓地とフィールドでモンスターを出し入れする手段が多いとはいえ、再び有効な状態にする為に何回か別のアクションを挟むのはどうしても取り回しの悪さが付いてきます。

アミュネシアはターンを跨ぐだけで再度効果を使えるので、その点はオグドアビスに無い強みと言えるでしょう。

 

  • 自分フィールド上のカードの数は減らさない

オグドアビスの効果は自分のモンスターごと巻き込みます。

大体墓地から出てくる【溟界】はこの被害を受けることがほぼ無いのですが、溟界の仲間達を素材にして出したモンスターや他テーマと組み合わせる際に喧嘩を起こす要因となってしまいがち。

しかしアミュネシアなら、除去の際に自分のカードを減らすどころか、増やすことさえできてしまう。これは間違いなくオグドアビスにはできない芸当です。

 

相性の良いカード3選

最後に相性の良いカード3選です。

『2つの効果』の引き金を自分から引きにいけるカード達を取り揃えています。

 

真血公ヴァンパイア

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1人の1つの効果で2つの引き金を同時に引けるヤベェ奴です。レベル帯も合っている。

 

  • 自分の墓地も同時に肥やすことができ
  • 事実上のコントロール奪取も行え
  • 4枚目以降の蛇睡蓮としての運用もできる

 

相性の悪いところを探す方が難しい仲となっています。

ここだけの話そもそもお互いに墓地肥やしを行うカードが数種類しか無かったりします。

 

毒の魔妖ー土蜘蛛

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墓地から出せば、お互いにデッキトップからの墓地肥やしを行う為、便乗蘇生効果のきっかけとなれます。

 

『土蜘蛛』単体では当然、相性の良さを発揮できないのですが【魔妖】にはフリーチェーンで蘇生できる『垂氷の魔妖ー雪女』がいるのでテーマ単位で【溟界】と組む事で高いシナジーを得られます。

 

古生代化石騎士 スカルキング

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相手ターン中にフリーチェーンで死者蘇生ができます。

 

先程までの2体のモンスターはランダム要素を含んでいますが、こちらは確定で墓地送り効果を起動できる点が強力。

 

引きずり出した相手モンスターを各種上級溟界の生贄要員にすれば無駄がなく、このカードの素材とした自分のモンスターを『アレート』で墓地に戻すことができる、と細かい点で相性が良いのもポイント。

 

まとめ

『アミュネシアのここ好きポイント』でした。

 

溟界のカード達に触れた記事は初めてですが、実は『エンシェント・ガーディアンズ』の発売当初から相当このテーマには入れ込んでいました。

パーツを初動で2セット揃え、崩してしまったものを含めて4パターンもの【溟界】を組んでしまった程です。ニョロニョロ可愛い。

 

テーマとしても、溟界というより爬虫類族全体で強くなるものが多く、実は展開する上での縛りも殆どないため色々な組み合わせが考えられる素晴らしい仲間達となっています。

 

みんなも溟界、組もう!!

マスターデュエルだと結構高い(蛇睡蓮、オグドアビス、スネークレイン、キングレムリンUR)上に、大蛟や相性の良いカードが何種類か、まだ来ていないので実際に紙のカードで組もう!!

 

以上で今回の記事を終わります。

 

より多くの皆様が溟界の沼にハマることを祈って……