おはようございます。米ココアです。
気づけば2023年も終盤。何を成せたのか、想いを馳せると自分の時間の扱いの拙さで桜の木の下に埋まりたくなる思いです。
身の上話は置いといて。今年もこの時期がやってきました。
そう、【アドカレ遊戯王】です。
年に一度、様々な知恵が集う3/4ヶ月。私がこうして自身のブログの存在を忘れずにいられるのもひとえにこの企画のおかげです。
【お知らせ】
— キャベツ【EXW】 (@mtbambooygo) 2023年11月30日
明日12月1日から12月25日の期間で、遊戯王Advent Calendar 2023が開催されます!
期間中は、企画参加者の皆さんが日替わりで素敵な遊戯王のブログ記事を公開してくださいます✨一覧は下記のnoteをご覧ください!#遊戯王AC で記事の感想などもお待ちしています!https://t.co/WEs2t3Vy85 pic.twitter.com/LZC1IhzFe3
先日はターンUさんによる「強いデッキ」が持つ要素を分析される記事でした。
投稿しました
— ターンU⚔【EXW】 (@U1811140) 2023年12月14日
【遊戯王Advent Calendar 2023 14日目】遊戯王における「強いデッキ」の持つ要素とは - 書きたいこと https://t.co/L8PDmLHBL8
インフルで想定してた文量の記事が書けなくて無念ですが一生懸命書いたので読んだり読まなかったりしてくれると嬉しいです#はてなブログ #遊戯王AC
最大出力だけでは測れない、総合的な強さ。
一強が生まれにくくなった現代ではより求められるものなのだな…と感じました。
私は環境についてはからっきしではありますが。
さて、そんな素晴らしい記事からバトンを受けた私が繰り出す記事はと言いますと。
昨年はアニオリの妄想、一昨年はセラの蟲惑魔への知性に溢れた考察と来て今年は…
戦闘には気をつけよう!という安全啓発です。
皆さん、戦闘していますか。
遊戯王というカードゲームがどれだけ進化しても『戦闘によって勝利する』と言う勝利目的は最たる柱として変わらずあり続けます。
(それ以外の方法で安定して勝利できるカードは遊戯王という世界においては存在を許されにくいという側面もありますが)
ですが良くも悪くも時代の流れと共に『戦闘』は『相手モンスターを倒して勝利に繋げる時間』ではなく『身ぐるみを剥がした後でトドメを刺すための時間』という側面が強くなってきたようにも感じます。
しかし、天災とは忘れた頃にやってきます。
いくら車の技術が進化しても交通事故は無くならないことと同じで、バトルフェイズ中でも『戦闘に自信ニキ』達の手によって思わぬ形で足元をすくわれて敗北を喫する…といった事態は起こり得ると思います。
ということで今回は『戦闘に自信ニキ』を改めてピックアップすることで皆様に安全なバトルフェイズを送っていただこう、という安全祈願の記事となっています。
進め方としては『私の独断で選んだ3枚の戦闘に自信ニキ』という題目で3枚のカードにざっくりフォーカスし、
- どんな強みを持っているのか
- 軽視するとどんな危険が決闘者を襲うのか
- 世界に与えた影響
といった視点から語っていきます。
『そんなこと言われなくても知っているわ!』という方も過去を懐かしみながら見ていただけると幸いです。
ここで『自信ニキってつまりコンバットトリックのことじゃない?』と思われる決闘者の方もいることでしょう。(コンバットトリックと聞いてピンと来た方は僕と握手)
ただ、wikiによると『攻守を変動させる』『スペルスピード2』『ダメージステップに発動可能』なカードの総称であるとざっくり記されています。
今回ピックアップするカードはこの3つの条件に当てはまっていないカードもあるため『コンバットトリック』という言葉は使わずに『戦闘に自信ニキ』とふわぁっとした表現を用いています。ご了承ください。
目次
1.オネスト
まずは元祖『戦闘に自信ニキ』とも言えるこのカード。『オネスト』です。
僕の感覚としては『イチローや大谷翔平くらい知名度のあるカード群』の1枚だと思っているのですが、現代だと別にそういう訳でもない1枚です。時の流れ。
効果はざっくりと『光属性とバトルする相手の攻撃力を自身に上乗せするバフ効果』です。
このカードの強みは早い話
- 攻撃力2000の光属性モンスターがどんなに攻撃力が高い相手とやりあっても2000ポイントの戦闘ダメージを相手に与えられる
- 手札から発動できる
というもの。
やつを軽視すると『いきなり壁越しにダイレクトアタックと同じダメージを受ける』悲劇が貴方を襲います。痛い、痛すぎる。
加えて『ターン終了時まで続く』効果であるので連続攻撃が可能なモンスターにオネストの光が降り注ぐと目も当てられないことになります。
最悪しぬ。
このカードの登場により世界は
『ダメステいいですか?』という言葉と
『光属性が相手モンスターに攻撃宣言をする』という行為にしばらく怯えるようになりました。
現代でいうところのメインフェイズに動くことなく急にバトルフェイズに入るのを見て『拮抗勝負』の予感で身構えるといったことと近いでしょうか。
因みについ最近『ダーク・オネスト』なるカードが登場しました。
2年ほど前はつい最近です。
こいつは『闇属性とバトルする相手の攻撃力を実質的に0にする』といった効果を持っています。
実質ダイレクトアタック分のダメージが発生するという結果は元の『オネスト』と一緒なのですがバフとデバフではしぬまでの過程が異なるので同じようなものとして扱わないように気を付けましょう。
2.SNo39.希望皇ホープ・ザ・ライトニング
続いての『戦闘に自信ニキ』は、『SNo39.希望皇ホープ・ザ・ライトニング』です。
その召喚方法からランク4と言えばこのカードを思い浮かべる人もいるかもしれません。
ランク4の『希望皇ホープ』モンスター→実質レベル4が2体から召喚され
『自身が戦闘する間、相手にカードの発動を封じる効果』『相手モンスターと戦闘する時その戦闘中自身の攻撃力を5000にする効果』
を持ちます。アップではなく『5000に固定』します。そんなバカなと思いました。
こいつの強みは
- 戦闘破壊される攻撃力5000以下のモンスターなら強引に突破できる
- 攻撃さえできてしまえば相手の干渉も後続の確保も許さない
- 多くのデッキでこのカードを使うことができる
ということ。
他の自信ニキ達の行動を許さずに一方的に切りかかることができるので『戦闘に自信ニキの頂点に立つカード』と言っても過言ではない程のやり手です。
やつを軽視すると『苦労して出した大型モンスターがレベル4を2体並べただけで消し炭にされる』という悲劇が貴方を襲います。割に合ってなさすぎる。
実際『シューティング・クェーサー・ドラゴン』みたいなアニメ産の大型モンスターにとっては親の仇の様な存在でした。
無効効果もシューティングスターを呼ぶ効果も封じられ……
現代でも『双穹の騎士アストラム』や『召命の神弓ーアポロウーサ』みたいな大型リンクモンスターは良い討伐対象となり得るでしょう。
このカードの登場により
『戦闘耐性がなければ攻撃力5000未満のモンスター1体だけならとりあえず何とでもなる』
というタイマン最高な世界へと突入していきました。『ライトニングでおK』というやつです。
今だと『(略称)クルヌギアス』でとりあえず処理できる、といった感覚が近いかもしれません。
余談ですが海外遊戯王ではライトニングの上陸が遅くなったがために『高打点かつ耐性、めんどくさい効果持ち』である『アポクリフォート・キラー』が禁止カードに指定されていた過去があるのでそれだけ、問答無用の力業で突破できるということの影響力を実感できます。結局は戦闘よ。
リンクも壊獣もいない頃だと確かにどうにかして上からしばくしかない。
3.氷結界
最後に紹介する『戦闘に自信ニキ』は通常罠の『氷結界』です。ここに来て現代のカード。
テーマに属するカードの中でも『EMオッドアイズ・シンクロン』みたいに複数のテーマ名から構成されるものではなくテーマ単独の名前のみのカードって珍しいですよね。
本筋から逸れた話となってしまうのですがこれは『漫画版遊戯王GXで明日香が使用した「氷結界」というカードが、時が経ってテーマ「氷結界」が存在するOCGにやってきた』という経緯があります。
イラストから効果まで忠実な再現度
さて、こいつの効果は
『相手モンスターが絡む戦闘の攻撃宣言時に相手モンスターの攻撃力、効果、表示形式変更の自由を消し飛ばす』と
『墓地肥やしと墓地回収を兼ね備えた実質サーチ効果』
があります。
こいつの強みは
- 戦闘を介して相手モンスターを無力化できる
- ずっと効力が残り続ける
- 除去されても便利な墓地効果がある
この3点にあげられます。
『モンスターの戦闘を補助する魔法罠』に限って言えば最強クラスの単体性能を持っている、と胸を張って言えます。
墓地効果ばかり注目されていますが①の効果も立派に強力です。便利な墓地効果もある戦闘補助カードってこんな贅沢なことが許されていい世の中になったのは驚きです。
やつを侮ると
『戦闘したばっかりに自分の大型がでかい的になってしまった』という悲劇が貴方を襲います。悔し過ぎる。
先の2枚のカードは『相手を殴り倒す』ということに全神経を注いでいるような効果をしていましたがこのカードは、モンスター同士の戦闘でなくても効力がある分『相手モンスターが生き残った場合』にこそ真価を発揮します。
メインフェイズ2以降何かしらの方法で処理することを強要できるのです。
また、墓地効果は水属性に関係する効果ですが①の効果は『相手モンスターが絡む戦闘なら何でもいい』ので思わぬ奇襲性も期待できます。
このカードの登場により与えた影響…というか現時点で『氷結界』の両方の効果をバンバン使い倒している自分の使用感をここではお伝えします。
結構多くの方がこのカードに致命傷を負わされています。
やはり墓地効果の方に注目がいくことで①の効果である『期間制限のない打点0、効果無効、表示形式変更不可』『対象を取らない』『1ターンに何度でも発動できる』ことの脅威が、相手に与える損害に対して広く認知されていないことを実感します。このカードによって勝利することができたデュエルががいくつもあるほどです。
だからこそ声を大にして言いたい。
戦闘には気をつけよう!!
まとめ
以上で私がお送りするアドカレ遊戯王に連ねる記事の内容は終わりとなります。
思うに戦闘とは『最も駆け引きが熱い瞬間』であり『最も勝ちを確信する瞬間』でもあり『最も死に近い瞬間』であるものです。
ステータスの変動ではありませんがいくら時代が進もうとも
ミラフォの様な攻撃をトリガーに大損害を与えてくるカード
の存在が世界から消え失せるわけではないので相手のライフを0にするその瞬間まで気を抜くことなく戦闘…バトルフェイズという血湧き肉躍る時間を楽しみましょう。
さて、明日はGyiさんによる『階級分け』について言及される記事が投稿されます。
デッキのパワーが多様化を極めた時代、確固たるものはないと分かっていながら誰しも何かしらの基準を求めるものです。
争いの火種にしてしまうのではなく遊戯王という素晴らしいゲームへの理解を深める道標となる灯火にならんことを……
では、私はこの辺りで筆を置かせていただきます。
良いお年を、お過ごしください。
余談
ここからは記事の本筋と関係のない余談です。お暇な方はお付き合いいただけると幸いです。
私、米ココアはこういう遊戯王の動画を投稿する団体に所属しています。
チャンネル紹介に『ホームビデオ』とあるようにスタイリッシュさを捨てた成人男性達によるしっちゃかめっちゃかなデュエル動画を投稿しているので良ければ覗いてくださると泣いて喜びます。
この話題以上にどうでも良い話なのですがアドカレに参戦するに当たって己の魂のデッキの紹介でもしようかと考えていました。
しかし時間とは想像を絶する速度で進んでいくもの。限られた資源の中で自分が出せる最大のメニューを…と考えた結果3枚のカードをピックアップした一口テイストの記事となりました。
せっかく久々に執筆したのでこの感覚を忘れないうちにもう1つくらい年内に投稿できたらなとぼんやりした目標を掲げています。
では、本当にここで失礼します。
どうか誰もが健やかな新年を迎えられます様に。